[2017年2月版]MacBook Proをなるべくお得に買う。「Macアップグレードプログラム」とApple Storeでシミュレート。
目次
Macアップグレードプログラムは悪く無いんじゃなかろうか
ビックカメラの「Macアップグレードプログラム」は悪く無い選択かも。
残価設定で残りを24回分割で支払いながら,期間終了後に「新機種に変える」「残価を支払う」「返却して終了」を選べるというもので,車とかでもよくある支払い方法。
残価設定の支払い方法は,元は外車ディーラーがやっていて,そのうちに国産ディーラーも同じ方法を提供するようになったように思います。今では一般的な支払い方法ですね。
残価設定の支払い方法は,何年後かに回収するときにその商品に売却価値があるかどうか,というのが設定の判断基準ですね。
Mac製品は数年後でもほとんど問題無く動作するし,OSもサポート長いので,そこそこの値段で売れるので,設定出来た支払い方でしょう。
残価設定の支払い方法の場合に注意するべきは残価率なのですが,そこは後述。
ベースモデルはMacBookPro 2016 13″ 512GB/Touch Bar+AppleCare Protection Plan
では,ちょっとシミュレートしてみます。
以下はビックカメラの価格。
まず,本体の「MacBookPro 13インチ Retina Displayモデル [Core i5(2.9GHz)/8GB/SSD:512GB/Touch Bar] MNQF2J/A」は214,693円,これに「MD015J/A [MacBook / MacBook Air / 13 MacBook Pro – AppleCare Protection Plan 13インチ用]」の25,700円を足しての合計は240,393円。
Apple Storeでは合計240,408円。まあ端数の範囲。
ビックカメラの方には実際には,ここに「安心サポート for Mac」が加わりますが,複雑になるので,上記のビックカメラの価格をベースに考えてみます。
残価率は25%あたり
「Macアップグレードプログラム」を利用すると,初回8,746円 + 7,500 × 23ヶ月=181,246円。
本体とAppleCare Protection Planの合計:240,393円から単純に差し引いてみると,59,147円が残価ということになります。
残価率は約25%。
んー,そんなものですかね。
車の場合,3年で50%の残価率もあるのですが,まあ,パソコンの技術革新が早いから,このくらいでも良い方なのかもしれません。
Apple Storeのショッピングローンと比較してみる
ちなみにApple Storeでは,24回払い特別分割金利0%キャンペーンが行われています。
Apple Storeのトータル金額:240,408円を単純に24回で割ると1万円強。
支払いは多いけど,3年目には売却が可能になって,AppleCare Protection Planも有効です。
ダメージがほぼ無い状態なら,おそらく6万円くらいで売れるでしょう。
もしかしたら,もっと高値になるかも。
あるいは,もっと安値になるかも。
この辺は2年後の新製品と価格設定の兼ね合いもあるので,なんとも言い切れません。
「Macアップグレードプログラム」の場合には,最初に残価が決まった上での支払いになり,残価に変動が無い安心感はあります。
なので,どちらの方法でも総支払額はそんなには違いません。
- 多めに早く支払うか
- 少なめに長く支払うか
- 残価の6万円 ÷ 24回 = 2,500円をどう考えるか
によると思います。
Apple Storeで買うと毎月2,500円多く払うけど,3年目は出費ゼロになる。
「Macアップグレードプログラム」を利用すると,毎月2,500円少なく払って,3年目にどうするかを考えることが出来る。リセットして新機種もあり。
それぞれメリットあるので,好きな方でいいかもです。
「Macアップグレードプログラム」はカスタムモデル対象外
ほぼ,「Macアップグレードプログラム」でいきかけていたのですが,気になる点が一点。
”CPUアップグレード,メモリーアップグレードを行ったカスタムモデルも対象になる”のかどうか。
「「Macアップグレードプログラム」」の対象店舗のソフマップMacCollection Akibaに電話で聞いてみました。
かくかくしかじか…。
残念ながら,カスタムモデルは対象外。(応対のスタッフさん,有り難う。)
ボクはMacを使う場合には,デスクトップでもノートブックでも,必ずUS配列のキーボードを使っていまして,この辺は条件としては必須です。
なので,「Macアップグレードプログラム」だと厳しいかなと結論になりました。
この他のお得な要素(1)「整備済み製品」
急ぎでは無い場合には,Appleの整備済み製品に登場するのを気長に待つ,というのも手です。
Touch Bar付きのMacBook Proが出るのは,少し先になると思いますが。
整備済み製品は,なんらかの理由で返品された製品を整備して販売されているもの。
何回か利用していますが,特に問題だったものはありません。
1年間の保証もあるので,自分の条件にあったものがあればチャンスだと思います。
ただ,人気製品はすぐに売り切れてしまうので,こまめにチェックしておく必要があります。
また,箱は製品写真の無い箱にはいってきますので,売るときには整備済み製品だったな,ということははっきりと解ります。だから査定が下がるとかは聞いたことはありませんが。
この他のお得な要素(2)「エデュケーションストア」
Apple Storeではエデュケーションストアもあるので,そちらを利用する方は差額分お得になります。
ものによりますが,だいたい1万円程度安いですね。
ソフトウェアなどに比べると,あまり安くならない感じですが,学費や教材費がかさむ,学生や教育関係者には有り難いプランだと思います。
アカデミック価格で購入するには適用条件があるので,よく読んだ上で購入する必要があります。
適用外なのに購入した場合には,法律違反で訴えられてもおかしくないし,当然,Apple内の顧客データベースに記録が残ることも考えておきましょう。
ボクは講師仕事もしているので利用できるのですが,今買い換えるとしたら「Macアップグレードプログラム」にするかもなあ。もし,USキーボードバージョンが買えるのであれば,という条件付きですが。(←残念ながらダメでした。)
最もお得な条件は一括払い
いつの時代も一括が最強です。
ちなみに一括で購入する場合には,ビックカメラだと5%ポイントがついて,Apple Storeだと2017年「新学期を始めよう」キャンペーン対象になるので,8,500円分のギフトカードがもらえます。
この他,量販店でも,それなりにポイントがつくという話もあります。
なので,一番安く買えるのは一括だというのは言うまでもありません。
最後の判断は”新機能の貢献度”
あとは,MacBook ProのTouch BarやTouch IDその他の新機能が,自分の経済活動,製作にどれだけ貢献するか,によるかなと思います。
一括払い以外で支払うときには,この辺の条件を加味しつつ,先に手に入れた方がいいのか,後にした方がいいのかを判断した方が良いということになりますね。
さーて,どうしましょうかね…w。