iPhone X減産の影響で、OLEDパネルが供給過剰か

Nikkei Asian Reviewが、OLEDパネルの供給過剰について、東京発の情報として伝えています。


OLED panel glut looms as Apple slashes iPhone X production

iPhone XのOLEDは、Samsungが製造していますが、Appleが発注数を当初の予定の約半分程度に修正した影響で、OLEDパネルユニットが過剰生産になり、現在、新しい顧客を探しているようです。
しかし、他のスマートフォン・メーカーはOLEDパネルの価格が高いため、採用することで価格的競争力を失うことを恐れており、また、中国のOLEDメーカーが生産規模を拡大していることもあって、難しい状況下にある模様です。

Samsung製のタッチセンサー付きOLEDパネルは、1ユニット100ドル以上で、iPhone 8 Plusに採用されているLCDパネルの約二倍近くになっており、iPhone Xの価格が高さの要因となっています。

ワールドワイドのOLEDパネル製造状況については、LG Displayが今年はやくに新製品を立ち上げる予定の他、中国のBOE Technology Group、Tianma Microelectronicsは政府の助成金で新しい工場を新設するなどの動きがあり、また、シャープ、Japan Displayは2018〜2019年に大量生産を開始する準備を整えていることを合わせると、2020年には昨年の倍のユニットが製造されるという見方を伝えています。



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