Appleステイトメント「Epic Gamesに例外を設けることはない」

Appleが、App Storeで配布されていたEpic Gamesの「Fortnite」を規約違反としてリムーブしましたが、Bloombergのライターである@markgurman氏がAppleのステイトメントとして以下のツイートを掲載しています。


日本語訳:
App Storeは、ユーザーにとって安全で信頼できる場所であり、すべての開発者にとって素晴らしいビジネスチャンスとなるように設計されています。
Epicは、App Storeで最も成功を収めているデベロッパーであり、世界中の数百万人のiOSユーザーにリーチする数十億ドル規模のビジネスに成長しました。私たちは、同社をApple Developer Programの一員として、また同社のアプリをApp Storeで提供していきたいと考えています。
Epicが自ら生み出した問題は、アプリのアップデートを提出することで簡単に解決することができます。
私たちは、顧客を保護するためのガイドラインよりも、Epicのビジネス利益を優先させることが正しいとは考えていないため、Epicのために例外を設けることはありません。Apple statement on terminating Epic’s developer account: “We won’t make an exception”

このステイトメントの前には、AppleはEpic GamesのAppleデベロッパーアカウントを8/28に停止するという通達を行っていて、これに対して、Epic Gamesは執行の停止を裁判所に申し立てを行ったことを明らかにしています。


このため、Epic GamesのAppleデベロッパーアカウント停止の可否については、裁判所の判断に委ねられるということになりました。

なお、Epic Gamesが行ったことは、App Storeを利用する前に承諾しているはずの規約に違反していることはほぼ確実ですが、反面、先月7/29の独占禁止法違反の公聴会で公開されたメールでは、AppleがAmazon Prime Videoのサブスクリプション手数料を50%オフにすることに合意していることが明らかになっています。

Appleのステイトメントは一つの方針としては理解できる内容ですが、Amazonと交わしていた契約を考えると齟齬があるようにも見受けられます。

参考:「AppleがAmazon Prime Videoの手数料を50%値引きしてたことが判明。これってズル?ビジネス? | ギズモード・ジャパン

Epic GamesのAppleデベロッパーアカウントが停止された場合には、Epic Gamesの他のゲームについてもMac/iOS版がリリースされないだけでなく、”世界で最もオープンで高度な”リアルタイム3D制作プラットフォーム「Unreal Engine」を提供できなくなるという事態になるため、Appleが想定しているよりも、ユーザーの不利益が大きくなるように思えます。

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