Apple Intelligenceの提携先としてMetaとも交渉。Appleの提携条件は無償。プレミアムサブスク契約で手数料確保?
もうサブスクは増やしたくないんですけどね、、、。
WWDCで発表された「Apple Intelligence」の提携はOpenAIでしたが、今回はWSJからMetaとの交渉の話が出ています。
「Apple, Meta Have Discussed an AI Partnership – WSJ」によると、AppleはMetaと「Apple Intelligence」の部として、フェイスブックのAIモデルをiOS 18に統合することについて話し合いを行ったようです。
Metaは2023年7月に大規模言語モデルであるLlama 2を発表し、4月にはLlama 3と呼ばれるAIモデルの最新バージョンをリリース。
ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長クレイグ・フェデリギは、最終的にユーザーに異なるAIモデルの選択肢を与えたいと述べ、将来的にはGoogle Geminiも選択肢のひとつになる可能性を示唆しています。
なお、AppleはOpenAIと提携を発表していますが、提携の一環としてOpenAIに報酬を支払っておらず、他のAI企業とも同じ条件で交渉を進めているようです。
Appleとしては、何億台ものアップルのデバイスにAIモデルをプッシュすることは、金銭以上の価値があると考えていて、AI企業はApple Intelligenceを通じて自社サービスのプレミアムサブスクリプションを販売することができ、アップルは販売手数料を受け取るということのようです。
「Apple Intelligence」において、他者AIを利用するユーザーはベーシックな機能は無償で利用できるけど、複雑な処理が必要な便利機能は新たなサブスクを契約しないといけない可能性が出てきました。
この辺はEUのレギュレーションにも引っかかりそうだし、「Apple Intelligence」はEUでの展開が年内は無理という話とも繋がっていそうな気がします。