The Vergeが、Amazonが中国ブランド600社を永久追放したことを伝えています。
Amazonのスポークスマンのステートメントは以下の通り。
私たちは、レビューの不正利用を含む複数のポリシー違反を故意に繰り返し行っている者を含め、不正利用の検知を改善し、悪質な行為者に対して強制措置を講じていきます。私たちが取る措置は、お客様と、グローバルな販売コミュニティの大部分を占める誠実な企業にとって最善の利益になると確信しています。
これは商品パッケージに謝礼付きのレビューカードが入っていて、ユーザーによる公正なレビューを妨げると判断されたためと思われます。
以下はThe Wall Street JournalのNicole Ngyuen記者のツイート。
Following my fake review story, listings for Amazon-native electronics brand RAVPower are gone.
The company offered $35 gift cards for reviews on a product that was sold directly by Amazon itself. RAVPower acted as a wholesale vendor on that listing.https://t.co/6nazZZ5Wtb pic.twitter.com/znp9u48YHV
— nic nguyen (@nicnguyen) June 16, 2021
タイミング的にはこのツイートをきっかけにAmazonによる販売禁止措置が始まったように見えますが、Amazonは過去5ヶ月間に世界のAmazonサイトでポリシー違反をしている業者を調査集計していたそうです。
その結果、現在、3,000の異なる販売者アカウントで600以上の中国ブランドを永久に禁止しました。
ただ、違反内容によって対応が分かれるようで、一部のブランドは全製品が販売禁止になっていますが、一部のメーカーはその取扱製品の一部が販売禁止になっています。
この辺りは、Amazon自体も対応を模索している様子が伺えます。