Appleの2022Q1は前年同期比で11%増、過去最高。(ただし、iPadと日本市場は除く)
Appleが、2021年12月25日締めの2022年会計年度第1四半期の業績発表。
売り上げが1239億ドル(約14兆3000億円)。前年同期比で11%増加。過去最高となっています。
連結財務諸表を見てみると、Appleの会社運営状況は極めて順調。
iPhoneも好調で、前年同期比の9%増加で716億ドル。
ということは、一部ではiPhone 12のマイナーアップデートと言われていたiPhone 13シリーズも、結局はかなりのヒット製品になったということになりそうです。
もちろん、その数字にはiPhone SEの販売数も含まれているので、割合は気になるところですが。
業績全体が好調の中、製品カテゴリーの中で意外に思ったのは、唯一売り上げを落としているiPad。
最近のラインナップは価格が安くなっているので、その辺の影響と、高価格帯のiPad Proラインは価格的にMacBookシリーズと重なるところがあり、差別化にあまり成功していない、という部分なのかなと思います。
僕の周りでも”その価格出すなら実務で使える幅が広いMacBook Proにするよ”、という人が少なくないです。(僕は12.9インチが仕事的に必須なので推しなのですが。)
あと、気になったのは地域別の売り上げ。
なんと、唯一、日本市場だけが落ち込んでいます。
これは日本の経済状況が全体的に逼迫していることも影響しているのでしょう。
もともとそんなには大きくない市場ですが、今四半期では中国日本を除いた他の東アジアのトータルよりも下回っています。
他の市場を見てみれば、中国は日本の3.62倍、EUは4.18倍、アメリカに至っては7.24倍。
日本市場での売り上げが極端に落ちることは、将来の開発プライオリティにも影響が出る可能性があるので、やや心配ではあります。急に影響が出ることはないだろうけど、、、。
(日本は、今年に入ってオミクロン株で経済に影響が出てき始めてますが、今年の経済対策は今までにない形で、より強力なものを行ってもらって、欲しいApple製品がバンバン買えるような世の中になってほしいものです。)