Counterpoint Research:世界のスマートフォン市場は前年同期比割れを回避〜2020年は5Gイヤーとなる見込み


香港に本社のあるカウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ社が、世界のスマートフォン市場における2019年第3四半期の市場調査結果(Global Smartphone Shipments Reached 380 Million Units, Showing Signs of Market Recovery – Counterpoint Research)をリリースしています。

同社のリサーチアナリスト Shobhit Srivastava氏は「世界のスマートフォン市場は、長く続いた前年同期比割れを、2019年第3四半期には回避できた。これは、インドと中国での出荷が増加したことによる。(中略)この市場の成長と次の四半期の年末商戦で、スマートフォン需要はこの下期には昨年比増加に転じることになるだろう。」と述べています。

この調査結果によると、シェア1位はSamsungで20.6%。
2位はHuaweiで17.6%、3位がAppleで11.8%という結果になっています。

Appleについては、”iPhoneの出荷は4%減少、売上は前年同期比11%減少。
ただ、四半期の終わりに最新モデルのiPhone11の高評価が見えてきており、年末商戦に向けて明るい兆しがある。
また、中国市場ではiPhone 11とXRの価格改定、カラーバリエーションの追加が行われた結果、9月最終週に需要を喚起し、それまでの急な売り上げ落ち込みを補った。”としています。

なお、2020年以降は5G対応スマートフォンの需要を含めた展開について、同社のリサーチディレクター Peter Richardson氏は、キャリア/デバイスメーカーの5Gへの対応は4Gのときよりも速く、2020年にはさらに加速する見込みで、この需要により、スマートフォン市場の減速傾向に変化をもたらすと同時に平均売価(ASP)がさらに上がると述べています。



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