Counterpoint:スマートフォングローバル市場は8四半期連続で減少。ただし、ハイエンド機種が成長。

Counterpointによる、2023年第2四半期のスマートフォングローバル市場の調査結果では、8四半期連続で減少したものの、高価格帯機種セグメントが成長。

グローバルでの販売台数は、2023年第2四半期に前年同期比で8%、前四半期比で5%減少していて、前年同期比割れは8四半期連続。

世界的に減少していますが、下げ幅が大きいのは米国、西欧、日本などの市場が先行していた地域。逆に中国、インド、中東、アフリカ市場の落ち込みは比較的小さいものになっています。

この情勢の中でも、高価格帯機種セグメント(卸値600米ドル)は成長を続けていて、これはよりよい体験に対する需要、購入しやすい支払いプランが設定されたことが要因と見られ、この四半期に成長した唯一のセグメントであり、第2四半期としては過去最高のシェアとなりました。

2023Q2に売れたスマートフォンの5台に1台は高価格帯機種セグメントの機種になり、販売数は減少しても収益が落ち込むことはないため、各メーカーは市場拡大や新技術の革新に投資している状況です。

Appleは市場シェアとしては2位ですが、第2四半期のシェアとしては過去最高を記録。

今年のiPhone 15も価格が上がるという噂が出てきていますが、USB-Cポート、3nmプロセスのA17、ペリスコープレンズなど、ここ数年の中では一番買い替え需要が高まりそうなので、Q3以降、またガラッと変わりそうな気もしますが。




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