📈DSCC:OLED iPad Proの需要が当初予想を下回る。[1,000万枚→570万枚]
Appleが引き続き、折りたたみタイプの巨大なiPadを開発しているという話が出ていましたが、DSCCの最新レポートにはこれに関連する情報があり。
それより、どうもiPad Pro 13インチは予想を下回ってるようで、まあ、そりゃ高いからなあとしか。
・OLED iPad Proの需要が予想を下回ったため、前四半期比では15%減少
Appleのタブレット市場でのシェアは2023年の38%から2024年には51%に達すると予想されているものの、これは以前の予想の56%を下回る数字。
また出荷数については当初予想は”800万~1,000万枚”。現在は570万枚を下回ると予想されていることから、ほぼ半分といってもいい大幅な減少。
OLED iPad Proについて、DSCCは”この価格のタブレットに対する需要が減ったため”としています。
11.1インチは13インチに対して52%/48%の優位性でリードするという話もあり、つまりは13インチのプライスレンジを許容できるユーザーが少なくなっているという事実も垣間見えます。
競合であるSamsung S10+/Ultraの出荷は今のところ順調。
Appleは、2023年第3四半期から2024年第3四半期まで先進的なタブレット製品市場をリードしてきましたが、2024年第4四半期にはSamsungに追い抜かれると予想されています。
DSCCレポートでは、今後のOLEDタブレット製品発売ロードマップ予想も出していて、以下のようになっています。
2027 年に 11 インチと 13 インチの iPad Air が導入
2027年に18.8インチの折りたたみ式iPad Proが登場
よりコスト効率の高い G8.7 IT OLED 工場により、OLED タブレット パネルのコストが削減
より効率的な OLED は、リン光ブルー、CoE、MAX OLED などの数々の新技術の進歩により、明るさ、バッテリー寿命、耐用年数を向上させる
OLED搭載のiPad Proの登場により、OLEDパネルの受注増加を期待していたディスプレイサプライヤー筋は、引き続き、ポジティブな希望的観測を出していますが、どうなることやら。
他のiPad製品にOLEDが採用されることは、見やすくなるから歓迎だけど、だからといって毎年買い替えるような製品ジャンルでもないし、だったら、目に見える実用性があるMacBookを買うよ、というユーザーは少なく無いと思うんですけどね。