Jeff Pu氏:iPhone 15は中国市場で芳しくない。iPhone 16は全モデル新チップになる。

Haitong International Securitiesのアナリスト Jeff Pu氏が、iPhone 16 Proのプロセッサーが当初の予定から変更されるかもしれないとレポートしています。

これは、9to5Macが目にしたJeff Pu氏の投資家向けのメモがソース。

この中で、iPhone 15の売れ行きは中国で芳しくなく、iPhone 14の前年同期比よりも需要が低いと指摘。一番人気があるのはiPhone 15 Pro Maxで、次にiPhone 15 Pro。iPhone 15とiPhone 15 Plusに関しては需要は弱い、とされています。

中国市場で芳しくないという話はBloombergも伝え、TSMCの決算報告でも低調であることが判明していて、今回はそれを裏付ける形。

また、数日前、Jeff Pu氏はiPhone 16に期待される仕様について、いくつかの詳細を共有しています。その情報では、iPhone 16 Proモデルには、より高速な5Gモデム、Wi-Fi 7、新しい4800万画素の超広角レンズが搭載。一方、iPhone 16とiPhone 16 Plusには、Wi-Fi 6eなどiPhone 15 Proで導入された技術の一部が採用される見込みです。

今年のiPhone 15シリーズのプロセッサは、iPhone 14 ProのA16 Bionicチップを通常のiPhone 15に搭載し、iPhone 15 Proには新しい3ナノメーターのA17 Proを搭載していて、これはここ数年のAppleの製品戦略通り。

ただ、Jeff Pu氏は、iPhone 15 Proでの熱問題は”A17 Proの設計”が問題であり、A17 Proチップは、3ナノメートル・プロセスで製造されているにもかかわらず、前モデルと比べてパワーも効率もそれほど向上していないため、来年のiPhone 16には、A17 Proをベースにした性能の低いチップの代わりに、iPhone 16の全モデルにA18ファミリーのチップを搭載すると主張しています。

今年のiPhone 15では熱問題が報告されたり、チタニウムフレームが前のiPhone 14 Proよりも弱いというテストや、Apple Watch 9やUltra 2のディスプレイが点滅するなどの問題などが出ていて、去年までのステイブル感が失われているようにも思います。ちゃんとテストできてるんだろうか。

爆速必須と思われていた3nmプロセスの新しいチップもそれほどでもないですしね。ただ、これはあらかじめ、Appleが10%程度の性能向上に留めている、という可能性もあるので、そうだとしたら、来年のiPhone 16シリーズも今年同様のCPU採用になるのかなと思います。




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