DIGITIMESが、Macroblockが開発したミニLEDバックライトやファインピッチミニLEDディスプレイに使用される新世代のドライバICについて伝えています。
この中で、Macroblockの会長であるYang Li-chang氏は、ミニLEDバックライトの部品コストは通常のLEDより20-30%高いが、2021年の後半に登場するとみられるApple製品により、ミニLEDバックライトの需要が高まるだろうとしています。
ミニLEDバックライトを採用したタブレット/ノートPCは1万個以上のミニLEDチップを使用することになり、16の出力チャンネルを持つ30個以上のスタティックドライバーICが400個以上のローカル調光ゾーンを駆動する必要があるが、Macroblock社が設計した16スキャン対応の新世代ミニLEDバックライトドライバIC「MBI6322」を2個使用するだけで、同じ表示効果を得られ、使用部品数の大幅な削減とPCBレイアウトの簡素化につながると主張しています。
ミニLEDバックライトを採用したiPad ProやMacBookシリーズについては、以前からいくつかの噂が出ていて、TF International SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏はAppleがミニLEDバックライトを採用した6製品を開発中で、2020〜2021年に発売される可能性を3月に伝えています。
なお、iPad Proに関しては、今年すでにマイナーアップデートが行われているため、一年以内にリプレイスする機種が出る確率は低そうで、そう考えると、今回の「2021年後半」という時期は信憑性が高いと思われます。