Pebble買収の3年後、FitbitがGoogleによる買収をアナウンス

また一つ、スマートウォッチ業界で再編が進みました。

Pebble Technologyを2016年12月に買収したFitbitが、今度はGoogleに買収されることを正式にアナウンス。

買収額は約21億ドル。
関係当局の承認後、2020年にも完了します。

Google側のアナウンスは、デバイス&サービスのシニアバイスプレジデント Rick Osterloh氏が行なっています。

方向性としては、現在のWear OS by Googleを、Fitbitチームやその経験値を生かして、ソフトウェア、ハードウェア両面で強化していくようです。

Fitbitは、フィットネストラッカーとしての機能に特化した製品を提供していて、ユーザーのデータも集約管理するサービスを提供していますが、Rick Osterloh氏は「パーソナル情報を売ることはない。Fitbitのヘルス/ウェルネスデータはGoogle広告で使われることはない」と明言しています。

なお、Googleは今年2019年1月にFossilのスマートウォッチ部門の一部を買収しています。

Fossilは、Wear OSベースのスマートウォッチ・プラットフォームをデザインブランドに提供しており、今年もDieselやMichael Korsなどが2019年モデルを発売しています。

Wear OSベースのDieselのスマートウォッチ「Diesel on」

アメリカのスマートウォッチ市場のシェアは、Apple、Samsung、Fitbitの3社が88%を占めており(The NPD Groupスマートウォッチ市場レポート:前年比で61%の出荷増。トップ3はApple、Samsung、Fitbit)、FitbitがGoogle傘下になり、Wear OSのフィットネストラッカーとしての機能向上や、Google独自のWear OSスマートウォッチ/フィットネストラッカー製品も開発が行われるとすれば、スマートウォッチ市場で、より存在力が増していく可能性もありそうです。

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