Amazonプライムデーセールで、「Satechi スリム ポータブル アルミ二ウム Bluetooth ワイヤレステンキー」が安くなっていたのでゲットしてみました。
本日昼に到着。
配達業者はクロネコヤマトでした。
もう他の業者になるのかな、遅延とかあるんかなと思っていたら、いつもと同じヤマトでした。
エリアによってなのかもしれません。
まずは開封
キーパッド本体、microUSBケーブル(約87センチ)、マニュアル英語、マニュアル日本語が付属。
設定はそれほど難しくなさそうですが、日本語マニュアルもついてくるのは安心感あるかも。
ケーブルはうちのデスク周り的には短すぎるので、KindleやBluetoothイヤホンを充電する時に使っているmicroUSBケーブルを流用することにしました。ケーブルは常に使っているわけでも無いので問題なし。
MacBook Pro 2016に接続
接続は電源をオンにして、裏側のコネクトボタンを押すと、表側のLEDが青で点滅します。Mac側でウインドウが出るので指示に従っていきます。
「キーボード設定アシスタント」のウインドウでは、”シフトキーの隣のキーを押して”的な指示が出るんですが、当然そんなキーは無いので、違うキーをいくつか押すと、”キーボードを識別できません”と表示されます。
OKキーを押すと、以下のウインドウからキーボードの種類を選択する画面になります。
まあ、その他のキーボードということでANSIを選択。
すると、普通に使えるようになりました。
最初に設定で戸惑うかもですが、そこを乗り越えれば比較的簡単だと思います。
ハードウェア所感
ウェブ上で確認できる写真だと分からなかったのですが、実際に使ってみると色々ありました。
カラーはMacBook Proのスペースグレーに近いものですが、少しホワイト成分が強いです。並べてみると、「あー違うなー」と感じます。
表面もつるっとしているグロス寄りの触感で、MacBook Proの梨地とは違います。
さらにキーなのですが、これは前の世代の「Apple Magic Keyboard」やテンキー付きの「Apple Keyboard」に近いものです。
MacBook 12インチ、MacBook Pro 2016以降のバタフライキーボードのように薄くはありません。
キーの押しやすさは、ある程度の高さがあって、押下感があるものの方が好ましいので、それ自体は悪く無いですが、MacBook Proなどのバタフライキーボードに慣れた後だと、ちょっと後戻りした感もあります。
”うがー先進的だぜー”、とはなりません。
一番気になったのはキーの印字でした。
うちのデスクにはLEDライトがあるのですが、ちょうど角度的にキーパッドの印字で光が反射します。
さらに真上からは分からないけど、反射すると際立つ白い数字の周りのシール的な部分がちょっと安っぽく見えます。
爪先でこすって見ましたが、剥がれる様子はないのですけど、気になりだすと気になる部分。
右上にライトを設置しているデスクでは、同じような見え方になるかもしれません。
Bluetooth接続は特に問題無し
「すぐにBluetooth接続が途切れるので、使うときにストレス」という話。
これ、レビューとかでよく書かれていたので、気になっていたのですが、結論としては実用の範囲内に感じました。
一定時間経つと、Mac側に”Bluetoothキーボードの接続が切れました”と表示が出ます。
次にキーパッドで入力するときには、何かのキーを押してMacに接続し、それから入力になりますけど、一回だけキーパッドに触れれば勝手に接続するので、特にストレスには感じませんでした。
知らないで使うと、何勝手に切れてんだ、という話なんでしょうけど、これで消費電力を抑えているので、そんなには悪く無い仕様だと思います。
設定おまけ:カンマとピリオドを変更
今も昔も「Coda」で記事を書いているのですが、その場合、キーパッドは価格を入力するときによく使います。
その場合、「ピリオド(.)」じゃなく「カンマ(,)」を使いたい。
なので、「Karabiner-Elements」を使います。
「Karabiner」はOS X用のキーボードカスタマイズツールです。
が、現在のバージョン10.22.0はmacOS Sierraでは動作しませんので、開発中の「Karabiner-Elements」を使います。
インストール後、「Karabiner-Elements」を起動。
設定画面のSimple Modificationに新しいアイテムを追加して、From Keyに「Keypad_period」、To Keyに「comma」を設定するだけです。
これで、入力モードが英語モード(あるいはUSモード)になっているときにはキーパッドからカンマが入力されます。
日本語のひらがなモードのままでも、キーパッドから半角のカンマを入れられれば一番いいのですが、今の所、その方法は見つかりませんでした。
同じようなことは「BetterTouchTool」でもできますし、こちらだと特定のアプリだけに割り当てることもできます。
ただ、どちらを使っても、入力モードを英語モードに切り替える手間があることには変わりありません。
総評
MacBook Proの筐体のような緻密なAppleデザインとは異なるものですが、別の製品としてみれば、よくできています。
設置したときにかたつくことも無く、ある程度の剛性感もあります。
継ぎ目の無いアルミニウムのデザインは、間違いなくApple製品からの影響を感じます。
でも、microUSBのコネクタや電源部分の処理、前述のキー印字の処理は甘いので、ざっくりとしたAppleテイストくらいな感じですが。
キーパッドとしての性能も悪くはない印象です。
Bluetoothだから、接続が不安定ということもありませんでした。
実売価格は4,999円ということで、Bluetoothキーパッドとしても安くは無い価格設定ですけど、一定以上のコストをかけないと、こういう工業製品を作るのは難しいので、妥当な価格かなと思います。
他に競合製品がないわけではないのですが、今のところ、現行のMacBookシリーズのデザイン・テイストをある程度反映している製品としては唯一の選択肢です。
Apple製品と同じようなクオリティを求めない、というところが満足度を上げるコツ、かなあと思います。