「5G」タグアーカイブ

Counterpoint Research:世界のスマートフォンセールスで5Gが4Gを上回ったとの調査結果

今年の1月に世界の5Gスマートフォンの販売普及率が初めて4Gを上回りました。


Counterpoint Researchのグローバル・スマートフォンセールスのデータによると、2022年1月に5G対応スマートフォンの販売普及率が51%に達し、4Gスマートフォンの普及率を初めて上回りました。

中国の通信事業者が5Gを推進し、OEMが競争力のある価格帯の5Gスマートフォンを供給したことが奏功したようです。

北米と西ヨーロッパの5Gスマートフォン普及率はそれぞれ73%と76%。

Appleは北米で50%以上、西ヨーロッパで30%以上の販売シェアを占めていて、圧倒的な存在感を示しているとしています。

北米と西ヨーロッパで5Gスマートフォンの販売普及率が上昇するきっかけになったのは、Appleが2020年10月にiPhone 12シリーズで5Gに移行した後のこと。

iOSユーザー層において5Gへのアップグレード需要が絶大かつ継続的に存在するため、今後も世界の5G販売に大きく貢献することが予想されます。今までのデータでは、iPhoneの平均的な買い替えサイクルは4年ほどあります。

Android 5Gスマートフォンでは、MediaTekとQualcommが提供する廉価なチップにより、中高価格帯(250〜400ドル)に入り、現在は150〜250ドルの価格帯に移行しつつあり、1月の5Gセールスの5分の1を占めている。

なお、5Gの普及を拡大するための次の重点地域はアジア太平洋、中東、ラテンアメリカで、150ドル以下の価格帯の5Gモデルはスイートスポットになるとしています。




Qualcomm、理論値毎秒10ギガビットの5Gモデム「Snapdragon™ X65」をアナウンス〜iPhone 14に搭載予定される可能性大

Qualcommが、世界初の10ギガビット5Gおよび初の3GPPリリース16モデム間アンテナソリューションとして、第四世代の「Qualcomm® Snapdragon™ X65」をアナウンス。


この「Qualcomm® Snapdragon™ X65」は来年2022年のiPhoneに搭載される可能性が高いとみられています。

実際のダウンロード速度は毎秒10ギガビットを大きく下回りそうですが、Snapdragon X65を搭載したデバイスでは、全体的に5Gの速度が向上される見込み。

このモデムには、パワーマネージメント機能の強化、mmWaveとサブ6GHz帯の両方のカバレッジの強化、新しいn259(41GHz)帯をなど、グローバルに商用利用される、すべてのmmWave周波数のサポートも行われています。

iPhone 12モデルでのmmWaveのサポートは北米限定ですが、iPhone 13モデルは他の国でもmmWaveをサポートするだろうという推測も出てきています。

一昨年2019年に、AppleとQualcommがは法廷闘争に決着をつけ、複数年にわたるチップセットの供給契約に合意。

現在のiPhone 12モデルにはSnapdragon X55が採用されており、和解文書によると、2021年のiPhoneにはSnapdragon X60モデムを、2022年のiPhoneにはSnapdragon X65を採用する可能性が高いことが明らかになっています。

ただ、Appleでは自社設計の5Gモデムを開発を進めていることから、今回のSnapdragon X65がiPhoneで使用される最後のQualcommモデムになる可能性があります。




Strategy Analytics:アップグレードレートが維持されればAppleが5G市場でマーケットリーダーになる

mohamed_hassan / Pixabay

Strategy Analyticsが、Appleは5Gスマートフォン市場で支配的なシェアを獲得するだろうという調査結果を公開しています。

現在の5Gスマートフォン市場ではSamsung、Huaweiが製品を提供しています。Appleのポートフォリオには現在、5Gスマートフォンはラインナップされておらず、5G対応iPhoneは2020年の秋に発売予定です。

Strategy Analyticsのレポートでは、後発となるAppleの5Gスマートフォンが支配的なシェアを獲得するだろうとしていて、その条件としては”現在のアップグレードレートを維持する”ということを挙げています。

Strategy Analyticsのアソシエイト・ディレクター Ville-Petteri Ukonaho氏は、Samsungは現在、5G市場でトップシェアであることは間違いないが、2020年には中国、アメリカという2大市場で5Gサービスが開始になり、そのため、中毒ではHuaweiが、アメリカではAppleがリードするだろうと述べています。

レポートの詳細は「Handsets Market Data」で提供されています。



iPhone2020年モデル、6.7インチOLEDと5.4インチOLEDが5G対応、6.1インチOLEDは4Gのみとの予測

mohamed_hassan / Pixabay

antutu.comが、TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏はiPhoneの2020年モデルでは、Qualcommがサプライヤーになると予測していると伝えています。


2019年モデルは、2018年モデルから大きな変更は行われず、6.5インチOLED、5.8インチOLED、6.1インチLCDというラインナップで、いずれも4Gです。

2020年モデルでは、6.7インチOLEDと5.4インチOLEDが5G対応、6.1インチOLEDは4G対応となっています。

今までに出てきている噂では、2020年モデルはリアカメラに3D深度センサーが搭載されることや、指紋認証のTouch ID機能がディスプレイ内部に搭載されるという話が出てきています。

Kuo氏は、2020年モデルで5G対応になることから、1億9500万〜2億ユニットの出荷を見込んでいますが、2億3,120万ユニットを出荷した2015年には及ばず、2016〜2018年の販売数よりも少ない予測となっています。