リーカーのジョンプロ氏が開発者のiPhoneに不正アクセスしたということを含め、訴えられた件

Who’s Next.
Appleリーカーのジョンプロ氏が、Appleに訴えられているのですが。

訴状はこちら。

Apple v. Ramacciotti and Prosser
Apple Sues Jon Prosser Over iOS 26 Leaks – MacRumors

それに対するジョンプロ氏のレスポンスはこちら。

興味深い。私の方ではこうはいかなかった。この件についてアップルと話せることを楽しみにしている。
念のために言っておく:私は誰かの携帯電話にアクセスしようと “企てた “わけではないし、このような事態が起きていることも知らなかった。

Appleの主張するところでは、ジョンプロ氏が今年の1〜4月にYouTubeなどで公開していたiOSの新機能は、Apple社員(解雇済み)が所有していた開発中のiPhoneへのアクセスを計画し、パスコードを入手、位置情報追跡機能を使って、「長期間不在になる」タイミングを突き止めて、機密情報を不正に入手したということみたいですね。

Appleの訴状では、この他にも機密情報が漏れている可能性があるため、流出した企業機密情報のさらなる開示を差し止めるよう求め、その不正流用に対する損害賠償を求めています。

ジョンプロ氏はスマートフォンへの不正アクセスを企てたことはない、としていて、もしかしたら本当かもしれないし、知らないふりをしているだけかもしれない。

なお、世の中にはAppleの新製品情報を扱う人たちはいっぱいいるけど、大きく分けるとApple社内でしか知らない際どい1次情報を出してしまう人と、サプライヤーなどの動きを分析して予想する人の2タイプがいますよね。

ジョンプロ氏は以前から、どこから調達したの?それって開発チームしか知らなくない?的な話を出していたので前者になるけど、いわゆる、投資会社のインベスターノートを書いている人たちはサプライヤー筋の話からの予想を集約して書いているので後者ということになります。

ところで、毎週自分のメールニュース/記事でAppleの内部情報や製品情報を書いているメジャー系ニュースサイトの記者はどっちなんだろう。この人が訴えられないのであれば、公認のリーカー決定かな。あるいは、将来の新製品情報あげる代わりに観測気球的な情報を流してくれる?という可能性もあるかも。それもまあ公認と言えば公認。あくまでも想像ですけども。

2件のフィードバック

  1. th より:

    どんなにNDAで縛っても膨大なサプライヤを管理しきるのは無理でしょうけど
    内部情報は危険です。やってない、と言ってますが、これは初期段階の常套
    メッセージなのでほんとかどうかはこの後の展開次第。
    個人的には内部情報にアクセスしての記事は知性を感じません。サプライヤの
    動き、あるいは動きがないことから推測していく記事の方がずっと分析された
    品格のある記事と思います。

  2. mh より:

    分析予測の人も内部情報は知っていても、書かないということもあるんじゃ無いかと思ってます。リーク内容的にJP氏は黒じゃなかろうか。前からやりすぎ感あったので、その辺の感覚が、っていうことですよね。

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