中国のスマートフォン市場は前年比10%増。シェアトップ5は史上初の中国勢のみ。Appleは6位に後退。
中国市場でのiPhoneの勢いが失われつつあることは、昨年から伝えられていましたが、Canalysの市場調査ではAppleはシェア6位に後退しています。
この市場調査結果によると、中国本土のスマートフォン市場は2024年第2四半期に前年同期比10%の成長を遂げ、出荷台数は7,000万台超え。前年比では15%増の成長を遂げ、シェア上位5ランクまでは、全て中国の国内メーカーということになり、これは史上初です。
CanalysのリサーチアナリストLucas Zhong氏は:
GenAIを活用したHONORの最新のMagic V3は、折りたたみ式デバイスのユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させた。
逆に、アップルは中国本土でのボトルネックに直面している。同ベンダーの現在のチャネル戦略は、健全な在庫レベルを維持し、小売価格を安定させ、チャネルパートナーのマージンを守ることを目的としている。
長期的には、中国のハイエンド市場は機が熟している。Huawei、HONOR、OPPO、vivo などの地元ブランドは、GenAI などの技術を製品やサービスに取り入れることで、先陣を切っている。さらに、中国本土におけるアップルのインテリジェンス・サービスのローカライゼーションは、今後12ヶ月で極めて重要になるだろう。
AIへの対応状況はワールドワイドのトレンドで、中国市場でも同様の様子。
中国ベンダーも生成AIを活用した折りたたみ式デバイスなどを投入している中で、AI対応機能がなく、折りたたみ式デバイス製品が無いAppleが苦戦するのは当然かも、と思います。
AppleのAI機能の対応は、日本語同様、中国語についても来年以降だろうし、少なくとも今年いっぱいはこの流れが続くだろうし、そうなると来年追いつけるかどうかもわからないかも。