コードネーム「Kalamata」、WWDC2020で発表の可能性が高まる

Bloombergなどが、Appleは今月のWWDCで自社開発プロセッサーを搭載したMac製品とその計画についてアナウンスするという見通しを伝えています。

こちらは現行のiPhone 11シリーズに搭載されているA13 Bionic発表時の写真。今年のiPhone搭載予定のA14は3.1GHzの爆速仕様。Mac用はこれを上回るものになるかもしれません。

コードネーム「Kalamata」と命名された、このプロジェクトは自社開発のARMプロセッサーをMac製品に搭載するもので、新しいプロセッサーはAppleが設計したiPhoneやiPadのチップで使用されているプロセッサーと同じ技術がベースになっています。

しかし、現在のMac製品はIntel製のプロセッサーを前提に設計されたmacOSを使っていることから、社外のデベロッパーが準備できるように情報を伝える必要性が高まっているとみられます。

ARMプロセッサー搭載のMac製品は早ければ2021年に発売予定。

Appleが自社開発のプロセッサーをMacに搭載するのは36年の歴史の中で初めてのことですが、プロセッサーの切り替えということであれば既に2度行われていて、1990年のMotorolaからPowerPCへの移行、2005年のIntelへの移行に続いて3度目となります。

ARMプロセッサーの開発そのものは、既にiPhoneやiPad用のARMプロセッサーで実績がありますが、クリエイティブ分野で安定した作業が求められることの多いmacOS環境への対応、互換性については、まだ未知数です。

なお、この「Kalamata」が6/22からオンラインで開催されるWWDCで発表されるかどうかは、まだ確定ではなく、新型コロナウイルス感染症による世界各国への影響によっては発表のタイミングを変更することもあり得るようです。




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