ノッチレスデザイン/インディスプレイFace ID+Touch IDの新iPhoneの根拠を検証

一部で、”ノッチレスデザインのiPhoneの特許申請が日本で行われた、そして、インディスプレイのFace ID+Touch IDだ”、という話が出ているのですが、その検証と可能性を考えてみました。

元の記事は「iPhone 2020 een 5G Apple telefoon zonder notch | LetsGoDigital」。

要約すると、以前から中国発の情報などで、フルディスプレイ画面(ノッチレス)、インディスプレイのFace IDとかTouch IDの噂が出ていたけれども、その噂を裏付ける証拠が日本で見つかったよ、という話です。

そこで調べてみたのですが、確かに先月12月にノッチレスの画面がある意匠登録が日本特許庁で公開されてます。

ただですね、申請されている説明によると、一つは「絵文字を表示し絵文字でコミュニケーションをとる」意匠、もう一つも「ビデオおよび/または音声通話コミュニケーション機能等のコミュニケーション機能が発揮中」であることの意匠であって、ハードウェア・デザインに関わるものではないです。

そして、ノッチレスの部分を含む意匠登録ということで言えば、2019年6月に発行されている意匠登録1633582で、すでに登場してます。


これはiPhone 11 Proとかのカメラ機能の画面そのままで、指でホイールをスライドしていくUIの部分とその画像の見せ方についての意匠。

意匠登録に添付された画像は、申請した機能についての説明を補足するものなので、その画面がノッチレスだからといって、ノッチレスの特許だ、と断定するのは無理があるかなと思います。

Appleのハードウェア・デザイナーもノッチレスに取り組んでいるのは確実だし(力の入れ具合はわかりませんけど)、Face IDやTouch IDをインディスプレイ化する動きは何度もレポートされているので、こちらも取り組んでいることは確実。

しかしながら、今回の12月の意匠登録の画像を根拠に、2020年のiPhoneがノッチレスとインディスプレイのFace IDやTouch IDを搭載するという見方はストレッチしすぎかなと思います。

でも、新年を飾る素晴らしい正月向けのネタでした。

Rumorサイトの皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。

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