AppleのARMRデバイス「Reality Pro」にはソニー製OLEDマイクロディスプレイなどが採用

次にMing-Chi Kuo氏によるAR/MRヘッドセットのマテリアルとサプライヤーへの影響について。


1)6月のWWDCで、アップルが待望のAR/MRヘッドセットを発表する可能性は高い。
この新デバイスの発表に向けて、アップルは十分な準備を整えていると思う。

2)アップルがWWDCでAR/MRヘッドセットを発表することは、サプライチェーンの株価にとって良い兆しになる。

3)アセンブリ(Luxshare-ICTの独占)とは別に、micro OLEDディスプレイ(ソニーの独占)、デュアルプロセッサ(TSMCの独占)、筐体(Everwin Precisionがメインサプライヤー)、12カメラモジュール(Cowellの独占)、外部電源(Goretekの独占)がこの新しいデバイスのマテリアルのトップ5である。

4)Cowellは、収益規模が最も小さいため、サプライヤーへの収益・利益貢献の面で最大の受益者となる。

5)AppleのAR/MRヘッドセットの発表が予想以上に良いものであれば、ヘッドセットデバイスは間もなく家電分野の最も重要な新しい投資トレンドとなるだろう。

サプライヤーとしては、AR/MRヘッドセットが次の家電カテゴリーになることを大きく期待している様子です。

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マテリアルに名前が上がっているソニーのOLEDマイクロディスプレイは、ソニー独自の有機EL技術と半導体シリコン駆動技術を組み合わせて、一般的に数十〜数百μmの画素サイズを数μmオーダーまで小型化したもの。

高画質・高精細・小型・高速応答が特徴で、ARグラスやVR-HMD向けを想定した技術開発が続けられていました。

スマートフォン用のOLEDとは、完全に密度が違うディスプレイなんですね。

ちょっと興味そそられてきたかも。

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