様々な箇所の工夫が素敵だぜすぎる、北欧デザインの「Airinum URBAN AIR MASK 2.0」レビュー
ファッショナブルなだけじゃない高機能なマスク
北欧デザインのマスクという部分に目が行きがちで、僕もそこに魅力を感じて注文したのですが、実際には外観デザインと同じかそれ以上にマスクとしての機能性を高めていることが伝わってきます。
口元に空間が確保されていて、また、呼気がこもりすぎること無く、息苦しさを感じにくいので、今までのマスクで辛さを感じていた人は試してみてもいいかもしれません。
もちろん、スウェーデン・デザインも魅力の一つです。
Airinum URBAN AIR MASK 2.0が到着
ガジェットでもなーんでもないけど、「Airinum URBAN AIR MASK 2.0」が到着したのでレビュー。

最初の予定では9月23日到着予定でしたが、通関に時間がかかって、翌日24日に届きました。
ちなみにオーダーしたのは今年の6月です。当初は8月中到着予定だったのですが、約1ヶ月遅れました。
しかし、、、どうでしょう。このプレミアム感。

パッケージングは”まじでこれマスクなんかな?”と思うくらい、品がよろしくて、Apple製品みたいです。

実物はソフトシェルな質感
マスクそのものは、最初のウェブの広報写真ではハードシェルな質感を感じましたが、実物は外装がソフトなファブリック素材。

外側は思ったよりも柔らかなファブリック。
Airinumは内側に専用のフィルターを装着して使います。
フィルターにはベルクロ部分があって、マスク内側両端の適切な場所に貼り付けて固定。
最初、ここがわからなくて、テキトーにくっつけたら、マスクの表面がたわんだりシワになったりとかで、明らかにAirinumっぽくない感じになったので、改めて細部を確認してみて、フィルターを付け直したら、ちゃんとAirinumになりました。
マスク本体にもフィルターにもいろんな工夫があります

「なにこれ剥がすんか?」と思ってピロッとめくっても離すと元どおり。つまり、呼気を排出するためのものでした。
外側にある空気孔というか、丸いパーツには薄いゴムの弁があって、これが息を吐くときに機能して適切に排出できるという仕組みみたいです。
普通のマスクでは息が漏れにくいため蒸れることが多いのですが、Airinumだと確かに息苦しさは軽減されていると思います。

フィルター素材そのものはものすごくハイテクには見えないけど工夫が満載。
フィルター内側、鼻の部分には(一般的なマスクにもあるような)立体構造のパッドがあって、呼気が上にもれて眼鏡を曇らせることを軽減。
こうやってみると、ベルクロ固定も、ゴム弁も、立体構造の鼻パッドも、使われている技術そのものは特段に目新しいものではないのですが、それを一つづつ丁寧に組み合わせながら工夫して、マスクとしての性能を高めて、つけた際に感じるストレスを軽減し、ファッショナブルな製品に仕上げていることがAirinumの最大の特徴のように思います。
この辺り、とてもスウェーデンらしい発想で個人的には好感度大。
ただし、フィルターは専用を使う必要あり
マイナスポイントとしては、専用のフィルターを使わないといけないところでしょうか。
フィルターの素材そのものは、一般的なマスク用フィルターの素材に似ているように見えたので、「Reusable Cloth Mask – CASETiFY」に付属していたPM2.5フィルターと並べてみました。

クオリティの高さは並べてみるだけでわかります。
実際に並べてみると質感とか素材とか全然違いました、、、。
それもそのはず、Airinumのフィルターは、耐久性のある「外側PP層」、ガスをろ過し、臭気を低減する「活性炭層」、より大きなPM10、花粉、その他のアレルゲンをフィルタリングする「第1帯電層」、PM2.5、ホコリ、バクテリアなどを除去する「第2帯電層」、肌に優しい仕上げが施された「内側PP層」の5層構造。
一般的なPM2.5対策だけのフィルターとはレベルが違います。(CASETiFYのマスクが悪いといってるわけじゃありませんよ、、、。)
そして、Airinum専用フィルターの場合、これに鼻パッドとベルクロ、呼気排出口の穴が空いています。
なので、フィルターはAirinum専用フィルターを使い続ける必要があります。
別売の「Urban Air Filter 2.0 / 3-Pack – Airinum」は24ドル。

公式では100時間の使用、あるいは2週間で交換を勧めています。
ということは一日8時間程度の使用が想定されていて、コストにすると1日約70円くらいですかね。
5層構造フィルターと内側に施されている様々な工夫と製造の工程、一つずつの個包装でパッケージされていることを考えれば、むしろ安いのではないでしょうか。
少しコストはかかるけど、それよりも今までのマスクよりも快適で、安全度が高く、ファッショナブルなマスクが欲しいということであれば、かなり有力候補になるかと思います。