Apple Watch 10:デザイン同じで約49mm/45mm、薄型化。Ultraは変更なし。どちらも新チップ。
新しい健康データ測定機能は何も無いかも。
さて、今年はApple Watchの発売から10年ということで、大きなアップデートになると話もありましたが、6月以降の噂/サプライヤー情報を元にした予測では、デザイン面での変更ではなく、ディスプレイサイズが約49mm/45mmに大型化し、ボディは薄くなる、Ultraは変化なし、という内容にアップデートされています。
現在開発中のApple Watch 10は、コードネームN217とN218。
この記事では、アニバーサリーモデルを今年ではなく「2025年にもっと派手なリリースをする可能性」も示唆していますが、希望観測のようにも見えます。
それよりも気になったのは、ここ数年、何度も噂されながらも実現していないApple Watchの健康測定機能。
まとめると以下のようになります・
高血圧測定は、「テスト中に期待されたほど信頼性が高くなかった」ために延期予定。
血圧測定機能は、「実際の測定値を出すようには設計されておらず、血圧が比較的高いかどうかをモニターする」だけ。
睡眠時無呼吸症候群の測定については、血中酸素飽和度データが必要で、Masimo社と係争中であるために解決方法を模索中。
つまり、取り組んではいるけど、ほとんど達成できてないってことになります。達成できたのは血圧測定のみ。それもモニターするだけ。
今年のApple Watch 10に搭載されるかどうかという以前に、今のAppleにこのあたりの機能を開発して実装できるのか?という疑問すら浮かびます。
2017年にiPhone Xとともに華々しくアナウンスされた、ワイヤレス充電器「AirPower」の開発中止理由は「Appleの高い品質基準を満たせなかったから」ということだったので、今取り組んでいる健康データ測定機能も同じ理由でスクラップになる感じがしないでもない。
たまに噂に出てくる折りたたみタイプのデバイスも、同じ運命かも。なーんて思ったりします。