Apple初のVRMRデバイス「Reality Pro」の製造コストは約1500ドル。意外に安い?

すごい高いですが、これは当初の予想よりもコストが抑えられたことを意味しています。

XR Daily Newsが、AppleのVR/ARヘッドセットの製造コストの予想コストを1500ドルと試算。

これは中国のアナリストによる見立てで、以前予想されたコストよりも低くなっています。

blue and black round container

6月5日に発売が予定されているApple VR/AR Headsetの部品表(BOM)などの中国からの多数のレポートをもとに割り出したもの。

Wellsenn XRのレポートによるパーツ別のコストは:

チップ:合計2個、120ドル~140ドル;
マイクロOLEDスクリーン:280-320ドル;
カメラ(14個搭載予定): 160ドル;
光学-機械レンズシステムとアセンブリ:70-80ドル;
バックミラー:13-15ドル;
瞳孔距離調整モジュール: 30-35 ドル;
3Dセンサー部分:80-90ドル
メタルミドルフレーム:95ドル;
アピアランスパーツ:15ドル~20ドル
外部バッテリーパック:22ドル~25ドル
マイクロフォン:21-22ドル、スピーカー:16-18ドル;
PCB+FPC: 40-45 ドル;
RAM+ROM記憶部: 40-45 ドル;
wifi、Bluetooth、PMICなどその他のチップセット合計:60-70ドル;
冷却モジュール合計 70ドル;
その他の補助付属品:30-40ドル;
組み立て:110-120ドル;

で、合計は約1,400ドル、送料を考えても1,600ドル以内に収まるとみられています。

このヘッドセットは、Apple Silicon M2チップ、12GBのRAM、512GBのSSDストレージ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3を搭載すると予想されます。

最も高価なコンポーネントはOLEDディスプレイで、1台あたり280〜320ドル。

14個のレンズを備えるカメラシステムも決して安くはなく、約160ドルです。

XR(拡張現実)デバイスの専門家であるブラッド・リンチ氏によると、Meta Quest Proの製造コストは、Appleのヘッドセットの半額であると指摘。

Metaのヘッドセットは1500ドルで発売されたものの、その後999ドルに値下げされました。つまり、現在はMeta社はそのヘッドセット1台あたり約250ドルを稼いでいることになります。

Minsheng Electronicsのレポートによると、Appleは今年後半に約40万~50万台のヘッドセットを製造される見込みであることを示唆しています。




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