AppleのMRヘッドセット、EVカーは現実的な路線に変更。EVカーは2026年に。

MRヘッドセットは朗報かも。EVカーはどうかなあ。

Appleが再び延期したとサプライヤー情報が出ていたmixed reality headset製品、そして、長らく噂が先行していたEVカーですが、今度は現実的な仕様での開発路線になったという話が出ています。

selective focus photography of gray glasses

Mark Gurman氏によると、

まずは、近日発売予定の複合現実型ヘッドセットから見ていきましょう。高解像度ディスプレイ、複数の外部カメラ、「xrOS」と呼ばれる新しいバージョンのiOSなど、このデバイスが先進的であることは間違いないだろう。その洗練されたデザインと強力なプロセッサは、Meta Platforms Inc.やSony Group Corp.の製品よりも優れているはずです。

しかし、業界の聖杯である真のAR(拡張現実)を実現することはできません。夢は、現実世界の体験にデータやビジュアルを加えることができ、しかも不便であったり、過度に気を取られたりすることのない、軽量のメガネを手に入れることである。今のところ、その技術はまだ存在していません。

このため、Appleは拡張現実と仮想現実の両方を融合させた複合現実を提供するヘッドセットを発売する予定。中心となるのはVRシステムですが、カメラを使って擬似的な拡張現実体験を作り出すというもの。

現在利用できる現実的な技術ということで考えれば、来年登場する製品のフォームファクターはヘッドセットであって、メガネというのはまず無さそうです。

外装はAppleらしいクオリティと質感になるわけで、結構魅力的かもしれません。個人的には傷がつきやすいアルミニウム外装はやめて欲しいけど、Appleは好んで使いそうな気がします。

夢のようなARメガネの開発を延期して、現実的な技術でヘッドセット製品を出すという方向に変わったのは、AppleにとってもARMR市場にとっても良い選択のように見えます。

次にEVカーについて。

red and black car door
同じようなシナリオが、Appleの車でも展開されています。2010年代初頭にAppleが自動車の製造に着手したとき、自律性は主要な優先事項ではありませんでした。同社は、デザイン、バッテリー技術、ハードウェアとソフトウェアの統合、高級素材などで、デトロイトやテスラ社にどう対抗するかに重点を置いていた。

しかし、開発が始まって数年後、Appleの幹部は、自動車を発売する価値を高めるには明確な差別化要因が必要だと判断しました。それが「自律性」です。Appleはすぐに、ペダルもハンドルもない完全な自動運転機能を搭載した車を発売することに執着するようになりました。

「自律性」というのは、自動運転技術のことで、目標を設定したら自動的にその場所までたどり着くことができる機能。

Appleは、この自動運転技術を実現するために、かなりの人数の責任者の交代、レイオフ、プロジェクトのリセットを行ってきました(詳細はApple Car関連からどうぞ)が、ここにきて完全な自律走行車を発売する計画を棚上げにし、その代わりにハンドルとペダルが付いたEVカーを開発することにしたという話です。

自動運転に関しては、一般道ではなく、高速道での走行に特化したもの。

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)といったレーダー追尾して加速減速を適時行うタイプの自動運転技術は、すでに日本のメーカーも欧州のメーカーも含めて出ていることから、これも現実路線ということになります。

iPhoneやApple Watchを含む他のApple製品とのシームレスな連携機能が搭載されるでしょうし、このEVカーの売りは、その連携性とデザインということになりそうです。当然ながら、Apple Watchと連携するスマートキー、iPhoneを接続してマップでのナビゲーション、「探す」などの機能は普通に便利なことは想像できますし、これ以上の何かを期待したいとも思います。

そして、AppleはこのEVカーを2026年に10万ドルで販売したいと考えているようです。

10万ドルということになると、本日現在の為替相場で1360万円。プラス消費税という感じでしょうか。

まさか車の外装をアルミで作ったり、フロントガラスがゴリラガラスであったりはしないですよね、、、?けど、Apple Care+ for Carはあるかもしれません。2年以内に80%を下回るバッテリー交換が無料になって100万円くらいとか。オプションでAppleコーティングというのもできるか。書いていたら、なんだか、あまりいい予感がしないのはなぜ。




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