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Strategy Analytics:2019Q3のスマートウォッチ市場は前年比42%増加〜Apple Watchは出荷台数のほぼ半数を占める

Strategy Analyticsが、グローバルのスマートウォッチ市場が前年比42%増加で引き続き拡大しており、2019Q3には1400万ユニットが出荷されたというマーケットリサーチを公開しています。

Apple Watchは、グローバルのスマートウォッチ市場のシェア一位で48%。
2位はSamsungで13.4%、3位はFitbitで11.3%。

2018年からの動きを見ると、Appleは2.9%の微増。
Samsungは2.4%の微増。
Fitbitは3.7%減少しており、そのほかのベンダーも全体で1.5%下げています。

Fitbitは、先日報じられているようにGoogleによる買収が決定し、2020年にもGoogle傘下になります。>「Pebble買収の3年後、FitbitがGoogleによる買収をアナウンス

現在のマーケットシェアを見ると、Fitbitは強力な競合の中でも善戦していますが、AppleやSamsungに追いつくための製品開発で常にプレッシャーがあることは想像に難くなく、買収案件はマーケットに残るための資金の調達という面でも妥当な判断と言えそうです。

今後、GoogleがFitbitをどう扱っていくのかという選択肢の中では、マーケットシェア3位のFitbitブランドを残したまま製品開発をする、Googleブランドのスマートウォッチを開発する、あるいは、Wear OSプラットフォームの強化を行いプラットフォームビジネスに注力する、という選択肢がありそうですが、このうちのいくつかを組み合わせることも考えられます。

引き続き、スマートウォッチ市場におけるGoogleの戦略が注目されそうです。



Pebble買収の3年後、FitbitがGoogleによる買収をアナウンス

また一つ、スマートウォッチ業界で再編が進みました。

Pebble Technologyを2016年12月に買収したFitbitが、今度はGoogleに買収されることを正式にアナウンス。

Fitbit to Be Acquired by GooglePress Release PDF

買収額は約21億ドル。
関係当局の承認後、2020年にも完了します。

Google側のアナウンスは、デバイス&サービスのシニアバイスプレジデント Rick Osterloh氏が行なっています。

Google to acquire Fitbit

方向性としては、現在のWear OS by Googleを、Fitbitチームやその経験値を生かして、ソフトウェア、ハードウェア両面で強化していくようです。

Fitbitは、フィットネストラッカーとしての機能に特化した製品を提供していて、ユーザーのデータも集約管理するサービスを提供していますが、Rick Osterloh氏は「パーソナル情報を売ることはない。Fitbitのヘルス/ウェルネスデータはGoogle広告で使われることはない」と明言しています。

なお、Googleは今年2019年1月にFossilのスマートウォッチ部門の一部を買収しています。

Fossilは、Wear OSベースのスマートウォッチ・プラットフォームをデザインブランドに提供しており、今年もDieselやMichael Korsなどが2019年モデルを発売しています。

Wear OSベースのDieselのスマートウォッチ「Diesel on」

アメリカのスマートウォッチ市場のシェアは、Apple、Samsung、Fitbitの3社が88%を占めており(The NPD Groupスマートウォッチ市場レポート:前年比で61%の出荷増。トップ3はApple、Samsung、Fitbit)、FitbitがGoogle傘下になり、Wear OSのフィットネストラッカーとしての機能向上や、Google独自のWear OSスマートウォッチ/フィットネストラッカー製品も開発が行われるとすれば、スマートウォッチ市場で、より存在力が増していく可能性もありそうです。

Alexa搭載、常時表示可能なAMOLEDディスプレイを搭載した「Fitbit Versa 2」発売

Fitbit, Inc.が,スマートウォッチ「Fitbit Versa 2」を発売しています。

Black/Carbon、Stone/Mist Grey、Petal/copper Rose、Emerald/Copper Rose、各24,782円です。

「Fitbit Versa 2」は、Alexa搭載のプレミアムヘルス&フィットネス・スマートウォッチです。

「Versa」まではLCDディスプレイからAMOLEDディスプレイになり、常時表示モード対応に。

デザインはディスプレイ形状が丸みを増して、ロゴが背面に移動し、Apple Watchに近いものになっています。

アクティビティ/睡眠測定、1日24時間の心拍数測定、水深50mまでの水泳、スクリーン上のコーチ機能などの基本機能を搭載。

Alexaを使うことで、ニュース速報や各種情報、天気予報をすぐにチェック。
就寝リマインダーやアラームの設定、スマートホーム機器の操作などを行うことができます。

心拍数の計測などの機能を利用する場合には、5日以上連続で使用可能。
常時表示モード対応で使用する場合には頻繁に充電することが推奨されています。

300曲以上のデータを保存しておき、スマートフォンを介さずに再生できます。
SpotifyDeezerにも対応。

GPSは内蔵されていないため、ランニングなどの距離の記録を撮りたい場合にはスマートフォンが必要です。

なお、北米で提供されている、月額10ドルのプレミアム・フィットネス・サービス「Fitbit Premium」は日本では2020年春の提供を目標にしているそうです。



Alexa搭載、Premiumサービス対応、OLEDディスプレイの「Fitbit Versa 2」が9月発売

Fitbit Japanが,フィットネス・スマートウォッチ「Fitbit Versa 2」を9月に発売しています。日本での価格はまだ表示されていませんが、fitbit.comでの出荷予定は9/15、119.95ドルからです。

「Fitbit Versa 2」は、Amazon Alexa搭載、Spotify、睡眠スコア、フィットネス機能、アプリなどを備えたプレミアムヘルス&フィットネス・スマートウォッチです。

前のモデル「Versa」まではLCDディスプレイでしたが、「Versa 2」はOLEDディスプレイになり、表にあったFitbitロゴが背面に移動。
丸みが増したディスプレイ形状やデザインはApple Watchを思わせるものになってきています。

水深50mまでの耐水仕様、一回の充電で5日間動作し、心拍数測定を含め1日24時間使うことができます。
GPSは内蔵されていないため、ランニングなどの距離の記録を撮りたい場合にはスマートフォンが必要です。

サイドボタンも3つから1つに変更され、操作感がシンプルにな理、Alexaを利用して各操作を行うことにフォーカスされています。

また、大きな変更点として、この「Versa 2」から、プレミアム・フィットネス・サービス「Fitbit Premium」が月額10ドルで提供されます。

「Fitbit Premium」は健康/フィットネスのガイダンスをカスタマイズ、さらにディープな傾向分析を行うインサイトツール、睡眠を向上させるスリープツール、ダイナミック。ワークアウト機能などが提供されます。

スペシャル・エディションには「Fitbit Premium」の90日間トライアルが付いています。



Fitbit、スマートウォッチ「Versa Lite Edition」、フィットネストラッカー「Inspire™ and Fitbit」、キッズ向け活動量計「Ace 2」を発表


Fitbitが,スマートウォッチ「Fitbit Versa」シリーズに「Fitbit Versa Lite Edition」を、フィットネストラッカー製品に「Fitbit Inspire™ and Fitbit Inspire HR™」「Fitbit Ace 2」を追加して、順次発売することを発表しています。

Fitbit Versa Lite Edition」は、活動量、睡眠、心拍数、通知、アプリなどの機能を備えるスマートウォッチ。
バッテリーライフは4日間以上。
50m防水、スマートフォンのGPSと連動してランニングペースや距離の計測、15種類以上のエクササイズモード、心拍測定機能もあります。
159.95ドル、出荷まで1week。

上位モデルの「Special Edition」「Versa 」は、NFCチップが内蔵されており電車マネーによる支払いが可能。
また、オンスクリーン・ワークアウト、音楽ファイルの保存再生、フロア上り下りの計測、スイミングのラップ計測、カロリートラッキング機能を備えています。

なお、「Fitbit Versa」は国内販売を開始しており、ブラックモデルは25,119円。
今回発売された「Versa Lite Edition」も近日発売となっています。


Fitbit Inspire™ and Fitbit Inspire HR™」は、5日間使用可能なフィットネストラッカー。
活動量、カロリー消費、食事のログ、水泳防水/スイムトラッキング、エクササイズ自動認識などの機能を備えています。
99.95ドル、出荷まで1〜2week。

上位モデルの「Inspire HR」には、24時間の心拍数計測、睡眠時の心拍計測、有酸素運動レベル、睡眠ステージ、15種類以上のエクササイズモードなどの機能があります。


Fitbit Ace 2」は6歳以上のキッズ向けのフィットネストラッカー。
防水、活動量計、睡眠トラッキング、モチベーション・チャレンジなどの機能を搭載。
近日発売予定です。



Strategy Analytics 2018年第四四半期のスマートウォッチ市場動向:920万台のApple Watchが販売され、全体の51%を占める

Strategy Analyticsが、2018年第四四半期のスマートウォッチ市場動向を発表しています。
この調査結果では、グローバルなスマートウォッチ市場の51%をApple Watchが占めているという結果になっています。

この四半期には1820万台のスマートウォッチが販売され、前年同期の1160万台を大きく上回る記録的な販売数となっています。

Strategy Analyticsのインダストリー・アナリスト Steven Waltzer氏は「2018年度を通しての販売数は4500万台で、スマートウォッチ市場の勢いが増しており、コンシューマーはスマートウォッチ用のアクセサリーを探すようになっている」と述べています。


2018Q4のAppleは、全世界で920万台(2017年は780万台)のApple Watchを出荷。
これは前年同期比で18%増加となっており、全体の販売数の50.7%を占める形になりました。
2017年のマーケットシェアは67%であったため、全体に占める割合は減っていますが、スマートウォッチ市場そのものが拡大傾向にあるため、Apple Watchの販売数も増えています。

Q4のマーケットシェア2位はSamsungで13.2%。
販売数は前年の60万台から240万台に増加しています。
3位は僅差でFitbitの12.7%。
こちらは前年の50万台から230万台と4倍以上の販売数を記録。

FITBIT CHARGE 3

2018年トータルで見ると、Fitbitが2位、Samsungが3位で、Q4の販売数も10万台の僅差となっています。

この3社に続くのはGarminで、110万台を販売し、6.1%のシェアとなっています。



ランニング/アスリートに特化した、スマートウォッチ「Fitbit Ionic:アディダスエディション」日本で正式発売

フィットビット・ジャパン合同会社が,「Fitbit Ionic:アディダスエディション」を発売します。4/11出荷予定、39,830円です。

Fitbit Ionic:アディダスエディション」は、ランニングに取り組む初心者から経験豊富なアスリートのパフォーマンス向上を支援するスマートウォッチです。

Fitbit Ionicに搭載された健康とフィットネスに関する全ての機能に加え、アディダスのパフォーマンス専門家との共同開発による「adidas Train」アプリを介しての独自のコーチング体験が用意されています。
ランニングのフォームとパワー、スピードの向上をサポートする6種類のワークアウトがあります。

バッテリーは最大で5日間。
GPS、PurePulse心拍計などによる自動検出機能によって、リアルタイムでのランニングのペースや距離を自動的に記録するランニングパートナー、水深50メートルまでの耐水性、アクティビティや睡眠状態の自動記録、400種類以上におよぶアプリやクロックフェイスが選べるFitbit App Galleryへのアクセスなどの機能があります。

また、今後のファームウェアアップデートでは有酸素運動レベルの確認が可能となる予定です。