Kuo氏による中国市場動向:iPhoneの出荷台数は引き続き減少。Androidは増加。クラムシェル型は販売低迷/発売中止。

Kuo氏による中国のスマートフォン市場動向。

Motorola Razr Plusも良さそうなんですけどね、、、

via:手機產業自1月至中國農曆年結束 (2月中旬) 的重點更新 / Key updates in the mobile industry from January to the end of the Chinese Lunar New Year (mid-February) | by 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Feb, 2024 | Medium

中国市場におけるAndroidスマートフォンの出荷台数は、主に1Q23の出荷台数が低水準であったことと、3,000~4,000人民元以上のモデルの需要が着実に回復していることから、前年同期比で順調に増加した。

中国市場におけるiPhoneの出荷台数は前年同期比で減少を続けている。年初に値下げしたものの、出荷台数を増やす助けにはならなかった。

折りたたみ式携帯電話の世界的な販売の勢いは最近減速している。昨年、折りたたみ式携帯電話の出荷目標を1,500万台から1,000万台に修正したサムスンは、今年は比較的保守的な1,200万台の出荷を計画している。中国市場での販売が減速しているのは、ファーウェイ以外のブランドが収益性の低いクラムシェル型モデルへの関心を徐々に失っているためだ。オッポとヴィボは、当初2024年に予定していた新型クラムシェルモデルの発売計画を中止したほどだ。

GenAIの恩恵を受け、サムスンS24の2024年の出荷台数予測は約5~10%増加した。S24はすでに、クラウドとローカルLLMの統合、GenAIを利用した既存アプリケーション体験(機能とインターフェース)の強化、主要アプリケーション(ライブ翻訳)の提供など、将来のAI携帯電話設計の基本コンセプトを備えている。

iPhoneの記述の「年初の値下げが出荷台数の減少につながった。」というのが、よくわからないんですが、原文も「The price cuts at the beginning of the year have limited help to shipments.」となってますね。値下げしたことで、出荷台数が増えるならわかるけど、出荷台数の減少につながるっていうのは不明。

こちら、「年初に値下げしたものの、出荷台数を増やす助けにはならなかった」という日本語訳に修正いたしました。

あと、中国市場のトレンドとしては折りたたみ式スマートフォンの販売が低迷というのは、今後の製品開発に影響を与えそうですね。

person holding black android smartphone

とはいえ、折りたたみ式のデメリット(ディスプレイに折り目ができる)を解消した製品が出たら人気になりそうですが。

その製品がiPhoneだといいんだけど。

2件のフィードバック

  1. K. Furuya より:

    いつも楽しく拝見しています。
    “The price cuts at the beginning of the year have limited help to shipments”
    のニュアンスは「値下げしたけど、出荷を増加させるには至らなかった」
    という意味であるかと存じます。
    何卒、よろしくお願い申し上げます。

  2. M.Hirose より:

    ああ、「limited help」ですね。ありがとうございます!

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