🥽「Vision Pro」の廉価版モデルで低解像度ディスプレイの使用を検討
アップルが空間コンピューティングヘッドセット「Vision Pro」の廉価版モデルで低解像度ディスプレイの使用を検討しているという話が出ています。
DigitimesやThe Elecによると、現在のVision Proに搭載されている3,391 PPIのディスプレイに比べ、廉価版ではピクセル密度を約1,500 PPIに抑えた有機ELディスプレイが採用される可能性があります。
この低解像度ディスプレイのサンプルは、ジャパンディスプレイ（JDI）から提供されており、従来のOLED-on-Siliconではなく、ガラスコア基板（GCS）OLED技術を使用していて、これにより、コスト削減が期待されます。
また、アップルは1,700 PPI前後のディスプレイを他のメーカーにもオーダーしており、廉価版ヘッドセットのための複数の選択肢を模索しているようです。
ハードウェア仕様を抑えた廉価版は、iPhoneやMacとのテザリングが必要となる可能性があり、処理能力やスタンドアローンデバイスに必要な部品を削減することでコストを抑えることができるかもしれません。さらに、Vision Proに比べて視野角を狭くしたり、EyeSight機能の削除や軽量素材の採用も検討されているようです。
量産は2～3年後とされ、発売は2025年後半以降になる見込みです。その間、韓国、日本、台湾のディスプレイメーカー間で、アップルの発注をめぐる競争が激化することが予想されています。
Source:Apple’s affordable MR device sees more downgrades; may be equipped with 1,500 PPI OLED
Apple receives glass-based sample of MR device OLED from JDI – THE ELEC, Korea Electronics Industry Media
Apple receives glass-based sample of MR device OLED from JDI – THE ELEC, Korea Electronics Industry Media
