Counterpoint市場予測:Apple IntelligenceによりAppleが年間出荷台数のトップになる可能性がある

Counterpointが最新の市場予測で、2024年の世界スマートフォン出荷台数成長率予測を5%に引き上げています。

via:Global Smartphone Shipments Growth Forecast for 2024 Raised to 5%

この予測では、2年連続で減少を続けたスマートフォンの世界出荷台数は、2024年には前年比5%増の12.3億台になり、生成AI対応のiPhoneを発売するAppleは2025年まで成長の勢いを伸ばし、年間出荷台数のトップになる可能性があるとしています。

世界的なトレンドとしては、マクロ経済状況の改善により、中南米、東南アジア、東欧では消費者心理が予想以上に堅調に改善。
新興国ではLTEから5Gへのアップグレードが長期的に着実な成長を促進。

アソシエイト・ディレクターのリズ・リーは以下のように述べています:

長期的には、スマートフォンの新規ユーザーがさらに市場に参入し、インストールベース全体が着実に増加すると予想される。これを牽引するのは、中東・アフリカ(MEA)、カリブ海諸国およびラテンアメリカ(CALA)、インド、東南アジアなどの新興市場ですが、北米や、現在はほぼ買い替え市場である欧州でも成長が期待できます。中国、日本、韓国などの主要な成熟市場も、高価値スマートフォンの構成比が高まることで、長期的な収益成長の一翼を担うだろう。
また、シニアアナリストのHarmeet Singh Walia氏は以下のように述べています:
GenAI対応スマートフォンのシェアは、2024年の5分の1以下から2028年には半分以上になると予想される。アップルが今後発売するモデルに搭載するAI(アップル・インテリジェンス)は、スマートフォン市場全体のGenAIデバイスを押し上げるだろう。早ければ2025年には、アップルが年間出荷台数でトップに躍り出るチャンスが生まれるかもしれない。

Apple Intelligenceの提供開始は10月で、当初はUSだけであり、日本語を含むリージョンではまだ先になることを考えると、この予測は少しポジティブすぎるような感じもしますが、一般的にはGenAIへの期待が非常に大きいということを感じます。

日本語対応が来年初めくらいに始まれば、少なくとも、2025年前半のiPhoneセールスは盛り上がるかもなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Impact-Site-Verification: -1946568697