カウンターポイント:PCグローバル市場は前年同期比15.5%減少。ただし、Appleは持ち堪えた様子です。

カウンターポイントが、2022年第3四半期におけるPCグローバル市場の出荷量が、前年同期比15.5%減少というリサーチを公開しています。

このところ、PCの出荷数は芳しくありませんが、前年同期比と前四半期比で大きく落ち込んだ第2四半期に続いて、またもや前年同期比で急速な減少ということになります。

コンシューマーと事業向けの需要がどちらも落ち込んでいて、これは主に世界的なインフレが起因と考えられています。

パーツ不足は概ね解消されたものの、メーカー各社は2022年第4四半期や2023年の見通しを慎重になっています。

Back to Schoolシーズンの需要が盛り上がらず、経済状況が不透明で企業の購買が減少。メーカーの販促プロモーションが増えたことなどにより、平均売価ASPの上昇を妨げ、市場の売上高に影響を及ぼしているとのこと。

グローバル市場では減少傾向ですが、唯一、Appleだけは僅かながら出荷数が増加しています。


ただ、7.3millionが7.9millionになった=60万台の出荷増ということになるので、PC市場全体の減少傾向に歯止めがかかるといったレベルではありません。

Appleについては以下のように評価しています:

新製品が第2四半期後半に発売されたこと、そして、中国の製造委託先が第2四半期のロックダウンによる操業停止から復帰したことが、この結果に繋がった。

中国のゼロコロナ政策も、ロシアによるウクライナ侵攻も終わりがまだ見えない状況ということを考えるとインフレによる需要低下はまだ続くのかもしれません。

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