kuo氏のAR/VR市場動向:Metaの投資減速でも市場は成長を続け、AppleのARVRヘッドセットは来年1月に発表の見込み。競合メーカーの後追い需要で市場は急拡大する可能性ありそうです

Ming-Chi Kuo氏による、最近のAR/VR市場動向レポート「New Growth Focus of VR/Headset Industry in Post-Meta Era: Meta’s Competitors, Chinese Market, and Apple/Apple Supply Chain」。

この中で、「Apple AR/MR, which will likely be announced in January 2023」という記述あり。

person wearing VR smartphone headset inside room

ここ数年のVR業界の急成長は、MetaがVRヘッドセットを赤字で販売して市場を推進したことによるもので、最近報じられているようにMetaはReality Labs/VR事業への投資を縮小する予定であるものの、VR業界の継続的な成長を妨げることはないとしています。

逆に、MetaがVRハードウェア投資の削減を行うことで、他のVRヘッドセット・ブランドに利益をもたらし、中国市場の膨大な潜在需要や、2023年1月に発表されるであろうApple AR/MRも、ヘッドセット分野の継続的な急成長に有利に働く、とみられています。

現在、注目に値するVR/ヘッドセットブランドは、Sony、Microsoft、Valve、Pico、HTCなど。

そして、Appleはヘッドセット業界にとってゲームチェンジャーになり得る。

ゲーム/マルチメディア・エンターテインメント業界における影響力が強いソニーのPS VR2は23年1Qに発売される可能性が高い。今後、より多くのAAAゲームタイトルがソニーのPS VR2をサポートすることが予想される。

AppleはARに注力することを繰り返し表明しているが、ビデオシースルーに対応したApple AR/MRも優れた没入感を提供できると考えられ、したがって、Apple AR/MRの発売は、没入型ゲーム/マルチメディアエンターテイメントの需要をさらに押し上げる見込み。

Appleは大きな競争力を持つ業界リーダーであるため、メタバース標準化フォーラムに参加する必要はなく、AppleがAR/MRヘッドセットを発売した後は、ライバルが競って模倣し、ヘッドセットのハードウェア産業を次の急成長段階に導き、関連サービスやコンテンツのエコシステムに利益をもたらすと予想されています。

なお、このApple製のAR/MRヘッドセットは「Appleが設計した中で最も複雑な製品になる」とされていて、サプライヤーも多く参入している様子。

やはり、価格的にはやっぱり高く設定されそうだなあ、、、。




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