改良版SiriとApp Intentsは来春:ただし、センシティブな機能はオミットされるかもしれないし、全ての国で使えるようにならないかもしれない

来春に刷新してリリース予定のSiriとApp Intentsですが、Apple社内でも引き続き、大きな懸念があるようです。

App Intentsは、Siriに命じることでアクションを実行できる新機能。


via App Intents | Apple Developer Documentation

当初、iOS 18のリリースサイクルでお披露目になるはずでしたが、開発がうまくいかずに延期。現在のリリースステイタスはiOS 26.4となっています。

周回遅れになっていたAI機能に追いつくために、WWDC2024で紹介されたApp Intentsですが、やはりまだまだ実用度は期待できないようです。

BloombergのPower onによると、その主要な機能であるアプリとの連携の精度が欠けている/苦労しているという話。

現時点では、この機能を春にSiriの基盤を全面的に刷新すると同時にリリースし、積極的に宣伝していく計画です。しかし、社内には懸念の声もあると聞いています。エンジニアたちは、このシステムが十分な数のアプリで動作し、ハイリスクなシナリオにも対応できるほどの精度を備えているかを確認するのに苦労しています。健康アプリや銀行アプリなど、精度が絶対的に求められる分野では、ソフトウェアが機能しないのではないかと懸念されています。
via Bloomberg Subscriptions | All Access & Digital


現在、複数の大企業と協力し、適切に動作するかを確認するテストを実施をしているようです。

また、来春のリリース時においても、全てのリージョンで使えるようになるわけではなく、さらにセンシティブなカテゴリについては「Siriの機能を大幅に制限するか、あるいは完全に除外する」ことを検討しているという話もあります。

ということで、日本国内で刷新されたSiri/App Intentsの諸機能が使えるようになるのは、早くて半年後。下手すれば一年後。

つまり2026年秋あるいは2027年にならないと利用できないかもしれません。

この辺も、買い替えの判断基準に入れておくべし。ですね。

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