MacRumorsがTF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏の最新リサーチノートで述べられているAppleのミックスド・リアリティ・ヘッドセットには高度なアイトラッキングシステムが搭載されると述べていることを伝えています。
ミックスド・リアリティ・ヘッドセットのモックアップでは、目の動きの情報を検知・分析できるトランスミッターとレシーバーを搭載し、アルゴリズムに基づいた画像や情報をユーザーに映像として提供。
アイトラッキングシステムは、送信機と受信機を備えていて、送信側は1つまたは複数の異なる波長の不可視光をあて、受信側は眼球で反射された不可視光の変化を検出し、その変化に基づいて眼球の動きを判断するという仕組み。
これにより、従来のヘッドマウントデバイスのコントロール上の制約(手元のコントローラーが必要)がなくなり、外部環境とシームレスに連動する直感的な視覚体験、眼球の動きで操作できるより直感的な操作性、ユーザーが見ていないところでは解像度を下げるという形でのプロセッサ側の計算負荷の軽減などのメリットを上げています。
また、ロック機能ではTouch IDやFace IDに変わるものとして虹彩認証の可能性をあげていて、仕様を見る限り、可能であると述べています。
虹彩認証が実現すれば、「より直感的なApple Payの方法」として利用できると考えているそうですが、実際に搭載するかどうかは不明です。
Kuo氏は、先週、このミックスド・リアリティ・ヘッドセットは2022年中盤に発売と述べていました。