開発順調なM3プロセッサ:新型MacBook Proでテスト中のスペックが少し判明。
6月のWWDCで発表されそうな15インチの新型MacBook AirはM2ベースという見方が多いですが、すでにM3の開発は順調に進んでいて、サードパーティ製アプリケーションでもテストが行われていると伝えられています。
Mark Gurman氏の今週のPower Onでは、Apple Silicon M3の開発状況とスペックを紹介。
M3は前年比で30〜40%落ち込んだとも言われたMacの出荷台数を挽回する一助になるものとして期待されています。
現在テストされている機種は、次期macOS 14.0を搭載した将来のハイエンドMacBook Proで動作していて、
・18個のグラフィックコア
・36ギガバイトのメモリー
を搭載しています。
メインプロセッサーであるCPUには、最も集中的なタスクを処理する6つの高性能コアと、より少ない電力で済む操作に対応する6つの効率コアで構成されています。
これは来年発売されるM3 Proのベースレベル版と推測されていて、現在のM2 Pro(2023年1月発売)のCPUコア10個(高性能コア6個/電力効率コア4個)、16個のグラフィックコア、32GBのメモリーから順当にスペックアップしている様子。
M3 MaxがM2 Max(M1 Maxと比較)と同レベルのスペックアップとなる場合には、次期ハイエンドMacBook Proチップは、最大14個のCPUコアと、40個以上のグラフィックコアを搭載する可能性があるということになり、さらにM3 Ultraチップは、M1 Ultraの64コアから、最高で28CPUコア、80以上のグラフィックコアを搭載する可能性も考えられます。
Gurman氏の予想では、M3チップを搭載した最初のMacは、年末から来年初めにかけて登場。
最初の15インチMacBook AirはM2チップを搭載して今夏に登場する予定ですが、AppleはすでにM3ベースのiMac、ハイエンドとローエンドのMacBook Pro、そしてMacBook Airの開発に取り組んでいるという話です。
今回出ている情報はコア数とメモリーの部分なので、3nmプロセスによる性能アップについてはこれから順次出てくるんだろうと思います。
さて、ますます買い時が難しくなってきたような気がするなー。