来月発表される(であろう)「Reality Pro」なわけですが、まだまだ不透明な状況が多いという話が出てます。
Apple初のARMRデバイス「Reality Pro」は、かなりの確率で来月のWWDCでの発表になると予想されているわけですが、WSJは「まだ変更の可能性あり」と伝えています。
これまでのリーク情報、サプライヤー筋からの情報では、最新テクノロジーをふんだんに使って、3000ドル程度、外観はスキーのゴーグルのようなデザイン、外部バッテリーパック仕様、2時間くらいの使用時間などが出ていました。
WSJの記事では、この「Reality Pro」は「ゴーグル内のスクリーンを通して仮想世界を体験」すると同時に「外向きカメラのおかげで周囲の物理世界を見る」ことができるようになると改めて説明しています。
「Reality Pro」はWWDCで発表予定ですが、WSJは、大量生産は12月まで開始されず、”ほとんどのユーザーが利用できるようになるのは早くても秋以降 “としています。
また、量産がまだ数ヶ月も先であるにもかかわらず、WSJの情報筋によると、Apple社内やサプライチェーンの人々は、さらなる遅れを心配しているそうです。
ハードルの高さがわかっているヘッドセットの暫定的な市場導入は、製品が完全な形で世に送り出されるアップルの通常の道とは対照的である。予想される3,000ドルという価格は多くの消費者にとって手の届かないものであり、同社はすでに生産上の問題を予想している。
WWDCでは「Reality Pro」のお披露目と同時に”新しいヘッドセット用のソフトウェアの開発に専念する “開発者向けの幅広いセッションが計画されているとのこと。
このタイミングで思うのですが、普通のコンシューマーとしては「Reality Pro」は何に使えるのか?というのがはっきりしないと購入には至らないですよねえ。この辺は、予定価格3000ドルが仮に1000ドルになったとしても同じ。
将来的にはメガネ型ディスプレイでiPhoneの代わりになる(そうしたい)、という話だけど、そこまで軽量化、小型化、コストダウンがバランスよく整うかどうかは見通せないわけで、将来、そうなった時に考えればいい話ともいえます。
ということで、WWDCでの発表はそこそこ楽しみだけど、年末に買う?と聞かれたら、「わかんないです」というのが正直なところじゃなかろうか。