ワイヤレス充電器をいろんなところが”しっかり”なNOMADの「Base Station Mini」「USB-C 20W Power Adapter」に変えましたレビュー
目次
Summary
基本仕様は最近の平均的なトレンドをおさえた最大15W出力(iPhoneは最大7.5W)のワイヤレス充電パッドと最大20W出力のUSB-Cアダプター。
これだけを考えると他のメーカーの製品でも選択肢がありますが、デザインの質感はNOMADならではのもの。
精密に加工されたマットブラックのアルミニウム、プレミアムなレザーパッド、安定性抜群のラバーフット。
デスクに設置すると意外に気になるケーブルも見た目と耐久性が備わっていて、トータルで満足度高し。
他のメーカーのワイヤレス充電器は、そのほとんどが樹脂製なので半年一年くらいでも使用感が目立ちやすいのですが、細部までしっかりとデザインされたアルミニウムとレザーパッドを組み合わせた「Base Station Mini」はより長く快適に使えそうです。
精密感が滲み出る系ワイヤレス充電器 – NOMAD Base Station
GWスペシャルというわけでもないですが、NOMADから「Base Station Mini」「USB-C 20W Power Adapter」が届きましたのでレビュー。それにしても届くのはやーい。

シングルコイルのQiワイヤレス充電パッド「Base Station Mini」はNOMADのワイヤレス充電パッドのラインナップの中で最小サイズ。

最小サイズだけど、外観の素材やディテールは手を抜くことなく、しっかりとNOMADデザイン。
傷つき防止のレザーパッドは、デバイスを置くときにも”そっと”置けます。

ボックスから出してみると、本体のアルミニウムハウジングの周囲には傷つき防止の保護テープがあって、これをピリピリと剥がします。

背面のラバーフットはデスクに安定して設置するために十分なサイズ。
製品自体は薄くすることを目指したとのことですが、厚みはしっかり。
この辺は安定感を大事にしている様子も伺えます。

付属のUSB-Cケーブルもしっかりのデザイン
付属のUSB-C – USB-Cケーブル(1.5m)。
ワイヤレス充電スタンド/パッドのケーブルって、デスクに設置したときには見た目的に意外に目立つところ。
このケーブルは外装がナイロン織のタイプで、耐久性がありながらも取り回しがしやすい柔らかさ。

耐久性についてはしばらく使わないとわからないところもありますが、Apple純正のほっそいケーブルより丈夫なのは確実で、Anker製の耐久Lightningケーブルあたりと比べても同等か、それ以上の耐久性はあるように思います。
素材と仕様をNOMADチームに確認したところ、付属のケーブルはナイロン編みとのこと。
同社のケーブル単体製品のようにケブラー製ではありませんが付属ケーブルとしては上級の部類だと思います。(update:May 5 17:02)

上からNOMAD付属ケーブル、数年使ったAnker高耐久Lightningケーブル、Belkin付属ケーブル、AppleのMagSafe充電器。こう見てもNOMAD付属ケーブルがしっかりしているのがわかるかと思います。
Belkin BOOST↑UPも引き続きおすすめなのですが
補足情報でもありますが、以前に紹介した「Belkin BOOST↑UP F7U083JCWHT」は相変わらずベストチョイスの一つ。
今回ワイヤレス充電器を変えた理由は、iPhoneケースを手帳型フォリオケースに変えたことにあります。
感染防止の観点からキャッシュレスが進むご時世ということもあり、カード収納可能/ワイヤレス充電対応のフォリオケースに変えたところ、ワイヤレス充電はスタートするものの、いざiPhoneを使おうとすると「あれ?充電されてないわ」っていうのが続いたんですよ。
検証してみると、ケースに入れたままでも置くと充電は開始する。
けど、1分くらいするとワイヤレス充電の接続が切れる。
場所を少しずらしてみても変化なし。
厚みもあるかもしれないし、フォリオケースの縁(ふち)の数ミリ分でiPhoneがやや浮き上がり、充電コイルの接点から外れてしまっているのかなと思います。
「Belkin BOOST↑UP F7U083JCWHT」はスタンド機能もあり、フットプリントも小さく、専用アダプター同梱で別に用意する必要なく、充電も安定していて、デザインも(樹脂製ではありますが)好み。
もし手帳型ではなくて、厚みも平均的なケースを使うのであれば、以前と変わらず、お勧めのワイヤレス充電スタンドの一つなので僕の中では候補の一つになります。
フットプリントの小ささが魅力のBase Station Mini
フォリオケースでも安定して充電できるワイヤレス充電環境を改めて探していたところ、発売されたのが今回の「Base Station Mini」。
こちらは前述の手帳型フォリオケースでも問題なく充電できています。

薄暗い場所でのLEDインジケーター表示。悪目立ちしませんね。
なお、Base Stationラインアップで最大のサイズは「Base Station Pro」で3台同時充電可能。

3台同時充電を行いたいのであれば、Proがいいのですが、僕個人の好みとしてデスク上にはなるべくものを置きたくなくて、同時充電もそれほど必要性を感じていなくて、さらに常時設置するのであればデザインの良いもの、というのがポイント。
「Base Station Mini」であればデスク上で最小限のフットプリント。

設置面のラバーフットもしっかり長い。安定性に一役買ってます。
Apple製品と相性の良いマットブラックのアルミニウムのハウジングとレザーパッドの組み合わせ。
ただ置いておくだけでも満たされるデザイン。
かなーり、いいんじゃないでしょうか
小さくても、デザインしっかり、パワフルなUSB-C 20W Power Adapter
電源には同じタイミングで発売された「USB-C 20W Power Adapter」。こちらも保護シールが貼られた状態で出荷されてます。この辺の心遣いというか。

Power Delivery対応20W出力。
iPad Proも余裕で充電可能。
持ち運びにも便利なコンパクトサイズ。
Apple 5W USB-A純正アダプターと比べると、少し大きいです。ひとまわりくらいかな。

ただ、小さくてもデザインはしっかりしてるし、何よりもこのサイズでUSB-C 20W。
技術仕様的にはAnkerやAUKEYにも同じような製品はあるし、セール時であれば安く買うこともできますが、その辺りはメーカーの信頼性とデザインをどれだけ評価するか、でしょうか。
個人的にはとても気に入ったので、しばらく使ってみるつもりです。

マグネットで開閉するパッケージ。こんなところもちょっと気がきいていたりします。