MacRumorsが、今年発売されるiPhoneモデルには、フラットなOLEDで、より長いアスペクトレシオのデザインが採用され、この方向性は2017年のトレンドになるという予想を伝えています。
「5.8-Inch iPhone Expected to Have Flat Display Despite ‘Curved’ Rumors 」
これは、IHS Markitのアナリスト、Wayne Lam氏のコメントによるものです。
Lam氏は、今年発売される特別なiPhoneは現在の2.5Dグラス・デザインに近い、フラットなOLEDが採用されると予想しています。
また、先日アナウンスされたLG G6 のように、より長いアスペクト・レシオ・デザインとなり、この新しいデザイン・ランゲージは2017年のトレンドになると見越しています。
LG G6は画面アスペクト・レシオは18:9で、縦のサイズが横の二倍というデザインです。
現在のiPhone製品のアスペクト・レシオは、iPhone 7 Plus / 6 Plusが16:9、その他のモデルは約16:9となっています。
また、噂のある曲面OLEDディスプレイに関しては、製造コストや歩留まりのことを考えると、Appleは現行機種の2.5Dグラス・デザインをベースにして、フラットなOLEDディスプレイを下層に配置する設計を選ぶのではないかとの予想もあります。
韓国のThe Bell が、Appleは2019年にはiPhone全モデルをOLEDにする計画であると伝えています。 「‘Apple Catch’ Samsung Electro-Mechanics and Interflex Expansion Competition 」
記事は、Samsung ElectronicsとInterflexがiPhone用フレキシブルプリント回路基板(FPCB)の受注に備えて、設備投資を開始しているというものです。
SamsungのFPCB製造工場は1500〜2000億ウォン規模で、今年中にすべて実施予定となっています。
Appleは、今年発売のiPhone 8用OLEDをSamsung Electronics、Interflex、BHの3社から調達する予定ですが、調達割合は4~5月に決定されるため、それに備えた動きのようです。
しかしながら、Appleの需要があまりにも大きいため、当分の間は供給不足になるとみられています。
また、業界筋からの情報では、Appleは2019年までにすべてのiPhoneにOLEDを採用する計画を立てており、今年は40%に止まるが、来年は80%、2019年には100%を見越しているとのことです。
Digitimesが、10周年アニバーサリーモデルとなるOLED搭載のiPhoneには新型の指紋認証技術が使われ、9月に生産が開始となるという情報を伝えています。
「Apple redesigns fingerprint ID solution for OLED iPhone, say sources 」
これは業界筋からの情報がソースとされていて、Appleは現在、SynapticsのNatural ID touch指紋認証センサーでも、QualcommのSense ID指紋認証技術でもない、オリジナルの指紋認証技術を開発しており、これにはTSMCの65mmプロセステクノロジーを使った12インチラインが採用予定で、指紋認証IDソリューションのリデザインを行う必要性から、製造は9月にずれ込む可能性があるとしています。
OLED搭載のiPhoneには従来のタッチ型の指紋認証の代わりにビルトインの指紋認証センサーを備え、身体的な特徴で認証するシステムも採用されるとしています。
Appleは、先月、顔認識技術を開発しているイスラエルの「RealFace」を買収しています。
参考:「Apple,顔認識技術を持つイスラエルの「RealFace」を買収 」
なお、新型iPhoneのうち、従来のLCD型の二つのモデルについては、7月より製造が開始となります。
MacRumorsが、今年発売される新しいiPhoneの3機種には、すべてUSB-Cのパワーデリバリー技術が採用されるとの情報を伝えています。
「Ming-Chi Kuo Says All 2017 iPhones Will Have Lightning Connectors With USB-C Fast Charging 」
これは、MacRumorsが入手したKGI Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏のリサーチノートがソースとなっています。
それによると、新iPhoneの全モデルは、Lightningコネクタ形状を保ちながら、USB-Cのパワーデリバリー技術を内部的に搭載し、TIのパワーマネージメント技術とCypressのパワーデリバリーチップ・ソリューションを取り入れると予測しています。
また、最上位機種のOLEDモデルは2セルのL型バッテリーパックを採用していることにより、充電速度が向上するとも予測しています。
AppleがLightningポートを残す理由としては、LightningポートはUSB-Cよりもスリムな形状であること、MFiプログラムライセンスの収益があること、高速な転送速度もiPhone用としては未だにニッチな存在であることなどが挙げられています。
CNBCが,Apple とBroadcom がiPhone用のワイアレス充電ソリューションの開発を共同で行っていることを伝えています。
「Apple has teamed up with Broadcom to build wireless charging for iPhone, says JPMorgan analyst 」
これはJPMorganアナリストのHarlan Sur氏が金曜日にリリースしたリサーチノートによるものです。
iPhoneのワイアレス充電の開発は,この約2年間,AppleとBroadcomが共同で取り組んでいるもので,商品化するために”クラス最高のパフォーマンス”が要求されているそうです。
しかし,バッテリー問題によるSamsung Galaxy Note 7のリコールの影響もあり,次のiPhoneにはワイアレス充電機能は搭載されないかもしれないとも書いています。
なお,KGIアナリストのMing-Chi Kuo氏は,次のiPhoneの3製品全てでワイアレス充電機能が搭載されると予想しており,先週月曜日にはAppleがWireless Power Consortiumに参加していることが明らかになっています。
「Qi規格のWireless Power ConsortiumのメンバーにAppleがリストアップ 」
Harlan Sur氏は,iPhoneのワイアレス充電機能が搭載されることで,Broadcomは5億ドル〜6億ドルの成長を予測しています。Broadcomの株価は金曜日に1%アップしています。
START-UP ISRAELが,Appleが顔認識技術を開発している「RealFace」を買収したと伝えています。買収額は200〜300万ドルと見られています。
「Apple buys Israel’s facial recognition firm RealFace – report 」
「RealFace」はイスラエルのテルアビブにある,2014年創業のスタートアップ企業で,顔認識技術を開発しています。
同社の顔認識機能は,あらかじめ撮影した写真を読み込み,画面上の枠内に顔を近づけると数秒で認識するというものです。
現在,「RealFace 」のウェブサイトは閉じられていますが,デモ映像はYouTubeで見ることができます。
DigiTimesが,パーツサプライヤーからの情報として,今年発売が予想されるiPhoneの3機種について伝えています。
「Apple expected to use glass chassis for next-generation 5.8-inch iPhone; aluminum-alloy chassis for 4.7-inch 」
今年発売されるiPhone製品は4.7インチ,5.5インチ,5.8インチモデルの3種類が予想されており,ハイエンドの5.8インチモデルはステンレススティールのフレームに強化ガラスを採用,4.7インチモデルはアルミニウム合金を採用するとされています。5.5インチモデルのシャシー・デザインは確認されていません。
この強化ガラス+ステンレススティール・フレームはFoxconn TechnologyとアメリカのJabil Circuitが,アルミニウム合金はCatcher Technologyが供給するものと見られています。
5.8インチモデルはOLEDパネルを採用する事から,その価格は1,000USドルを超えると推測されています。
Catcher Technologyはコメントを拒否し,注文詳細やクライアント詳細は明らかにしていませんが,2017年収益予想で大きな前年比成長が見込まれているとのことです。
ジャパンディスプレイが,プラスチック基板を用いた5.5型フルHDの液晶ディスプレイ「FULL ACTIVETM FLEX」を開発したことをアナウンスしています。
「スマートフォン向け “FULL ACTIVETM FLEX” を開発 」

「FULL ACTIVETM FLEX」は,プラスチック基板を採用した5.5型フルHD(1080(横)×1920(縦)画素)の液晶ディスプレイ です。
TFTを形成する基板を従来のガラスに変えてプラスチックを用いることで超薄型化構造を実現すると同時に,その柔軟性を活かして曲面形状を容易に形成することができる液晶ディスプレイです。
なお,WSJは1/25付けの「Japan Display Joins Flexible-Screen Battle With Bendier LCD 」で,Appleがジャパンディスプレイの次世代フレキシブルLCD技術を将来のiPhone製品に採用することを検討しているようだと伝えています。
ConceptsiPhoneが,噂されているiPhone 8の10周年記念モデルのコンセプト動画をYouTubeで公開しています。
Introducing iPhone 8 – ‘X’ Edition この動画は,今まで流出または推測した,iPhone 8に関するさまざまな情報を元に作られたコンセプト動画です。
スペックとしては:
ハイクオリティなGorrilla Glass
リキッド・メタル・フレーム
厚さ6.9mm
5.8インチOLEDディスプレイ(エッジトゥエッジ)
ワイアレス充電
ディスプレイに内蔵されたTouch ID
ベゼル下部の二つ目のセンシティブ・ディスプレイ
スマートコネクター
10nmのA11チップ
デュアル12メガピクセル ワイドアングル+望遠レンズ
3Dカメラ技術
などを想定して製作されています。
AppleInsiderなどが,Appleは次のiPhone向けに新しい生体認証技術の開発を行っており,Touch IDには光学式の指紋認証リーダーが採用されるとの見方を伝えています。
「Apple expected to replace Touch ID with two-step facial, fingerprint bio-recognition tech 」
これは,KGIのアナリスト Ming-Chi Kuo氏のレポートがソースとなっています。
現在のTouch IDは,指先がリングに触れると生じる電気容量の変化を感知する静電容量方式ですが,iPhone 8のOLED搭載モデルは,ディスプレイがボディの端まであるゼロ・ベゼル・デザインであるため,物理的なリングを備えるホームボタンではなく,OLEDディスプレイの下から指紋を読み取る光学式の指紋認証を採用すると考えられています。
Appleは以前からディスプレイ越しに指紋認証を行う方法を研究しており,USPTOには「Capacitive fingerprint sensor including an electrostatic lens 」もファイリングされています。
「9,460,332 (USPTO)」より
Business Insiderが,次のiPhoneには新しいレーザー・センサーによる,顔認識機能が搭載されるとの予測を伝えています。
「Apple’s next iPhone rumored to have facial recognition powered by a new ‘laser sensor’ 」
この話は,Cowen and Companyのクライアントが配付したリサーチ・ノートがソースとなっています。
それによると,次のiPhoneは9月発売で,新しいレーザー・センサーを使った顔認識/ジェスチャー認識機能,ワイアレス充電機能を搭載するだろうと予測しています。
Appleは,2013年に赤外線センサーカンパニーのPrimesenseを買収しています。
新iPhoneに関する,その他の情報は以下のポイントがあげられています。
4.7インチ,5.5インチ,5.8インチの3ラインナップ
5.8インチモデルは低消費電力/より黒い表示が可能なOLEDスクリーン
5.8インチモデルは”回り込むデザイン”で,Touch IDはディスプレイガラスの下に配置される
DigiTimesが,台湾ベースのサプライチェーン・メーカーからの情報として,2017年後半に発売されるiPhoneに採用される,アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)はSamsung Displayが独占的に供給するとの見方を伝えています。
Samsung Display to supply AMOLED panels for new iPhone in 2017, say Taiwan makers
この情報によると,Appleは2017年後半に4.7インチ,5.5インチ,5.8インチのiPhoneモデルを発売する予定で,4.7インチと5.5インチモデルにはTFT-LCDパネル,5.8インチモデルにはAMOLEDパネルが採用されるとあり,2017年のAMOLED採用iPhoneの出荷数は6000〜7000万ユニットと予測されています。
この他,AMOLEDパネルに使われるタッチセンサーについては,日本の日本写真印刷株式会社 が供給,AMOLEDパネルに関しては,Samsung Display,または,台湾ベースのTPK Holding,General Interface Solutionが受注することになり,Samsung Displayは一月あたり2000万ユニットの供給が可能とみられています。
9TO5Mなどが,KGI Securitiesの予測によると,Appleは来年の次期iPhoneのラインナップに従来の4.7インチ,5.5インチ,さらに5.2インチのOLEDスクリーン搭載モデルを加える3製品のラインナップになるという見方を伝えています。
KGI: Apple planning one 5.2-inch OLED iPhone 8 with major redesign + 4.7-inch and 5.5-inch LCD models
レポートによると,OLED搭載iPhoneのアクティブ・スクリーン・エリアは5.1〜5.2インチですが,パネルそのものは最大で対角5.8インチとなり,ベゼルレスのフロント・デザインとディスプレイに統合されるホームボタンも特徴となりそうだされています。
Bloombergが,2017年のiPhoneに搭載されると予測されているOLEDについての記事を掲載しています。
Apple Wants OLED in iPhones, But Most Suppliers Aren’t Ready Yet
Appleは来年OLED搭載のiPhoneを発売しようとしているが,パーツサプライヤーはその需要を満たすことが難しく,出荷数は限られた数になる可能性もあると伝えています。
一般的にOLEDディスプレイは消費電力が低く,色彩が鮮明という特徴がありますが,製造工程は難易度が高く,歩留まりが悪いことも特徴です。
この次期iPhone用のOLEDの製造は,Samsung Display Co.,LG Display Co.,Sharp Corp.,Japan Display Inc.の4社が行っており,Appleの要求を満たすための努力を行っているようだが,需要を満たせない場合にはAppleはOLED搭載製品を次世代のiPhoneシリーズの1モデルに限定搭載せざるを得ない可能性もあるとしています。
腰痛関係。この前,病院でもらった薬の組み合わせが効いてる感じで回復傾向になってます。でも,侮って長引くと困るので,もう少し安静モードを継続するようにします。早くジムに行きたい…。 「iPhone 8 design reportedly ‘bezel-less’ with 5-inch and 5.8-inch curved screens, AirPods production starting December 」
「AirPods to ‘finally start production in December,’ Barclays says 」
iPhone 8は5インチ/5.8インチのベゼルレス・デザイン,AirPodsの製産は12月からとの見方。
先週末くらいからBarclaysのリサーチ・レポートをソースとしたApple関連情報が出ているんですが,元のソースが見つからないんですよね。まあ,有料レポートなのかなとも思いますが。ただ,確認ができないので,こちらで紹介しておきます。 「VW「ゴルフ」が マイナーチェンジで新型に! ついに自動運転機能を搭載 」
「LIVE: World Premiere – The new Golf 」
Audiだけじゃなく,VWもメーターディスプレイ型の新型インフォテインメントシステムを採用。CarPlay,Android Auto,MirrorLinkに対応。
これは予想外に早いなあ。排気量が1.5になっていて,新しい排気ガス規制WLTCにも対応しているんですね。
マイナーチェンジなのでデザインとラインナップは大きくは変わらずですが,LEDライトになっていて,さらに60kmまでの自動運転機能も。
2017年から,ということですが,日本では来年かな? ひとまず。
Nikkei Asian Reviewが,シャープの社長兼CEOに就任したTai Jeng-wu氏が,次のiPhoneにはOLEDディスプレイが搭載されるとコメントしたとする「Sharp president confirms new iPhones to adopt OLED panels 」を掲載しています。
Sharp president confirms new iPhones to adopt OLED panels
Tai Jeng-wu氏は,Tatung Universityのセレモニーで学生に「iPhoneはLTPS (low-temperature poly-silicon)から,OLEDパネルにスイッチする」「AppleのOLED搭載iPhoneがヒットするかどうかは知るよしも無いが,もしAppleが,この方向に進まず,変革を行わなければイノベーションは無い。危機でもあるが,同時にチャンスでもある。」と述べたとされています。
Nikkei Asian Reviewが,台北発の記事「All three iPhone 8 models likely to have glass backs — source 」で,Appleが来年2017年に発売するiPhone 8シリーズは3製品全て,背面にガラスを採用しているという話を伝えています。
All three iPhone 8 models likely to have glass backs — source
来年はiPhone発売10周年になる年で,アニバーサル・モデルとなるiPhone 8シリーズは5.5インチ,5インチ,4.7インチの3種類のモデルがあり,どのモデルも背面にガラス素材が採用されているとのことです。
フロントと背面のガラスは中心のメタル・フレームを挟む形で,iPhone 7までの既存デザインを一新するものになるという話が,このソースからも出ています。
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