Tim Cook CEO:Masimoのライセンス供与ではなく、ITC裁定を上訴。「血中酸素測定機能以外にもApple Watchを購入する理由はいくつもある」
アメリカで販売されているApple Watch 9 / Ultra2では、血中酸素濃度測定機能が非アクティブ化されていますが、この件について、Tim Cook CEOはMasimoの血中酸素濃度測定技術をライセンス供与して、争いを収束させることに関心がない”様子です。
これは2024年度第1四半期決算発表後に行われたCNBCとのインタビューでのことで、Tim Cook CEOは、Masimoからのライセンス供与には関心がなく、その代わりにITCの裁定に対する上訴に集中している、血中酸素測定機能以外にもApple Watchを購入する理由はいくつもあると述べています。
2024年度第1四半期のアップルのウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門の売上高は119億5000万ドルで、アナリスト予想の113億9000万ドルを上回っていました。
現在、Apple Watch 9 / Ultra2は、Apple Store USでは血中酸素測定機能を無効にしたバージョンが販売されていますが、Best BuyやAmazon経由で購入したバージョンは同機能が使えるようです。
ただ、これは1/18よりも前に入荷した製品だけに限られる可能性があり、1/18以降に量販店に出荷されたバージョンは同じく無効化されたものである可能性が高そうです。
日本や、その他の国で購入できるApple Watch 9 / Ultra2については、今回のITCの最低の対象にはなっていないので当面影響はなさそうです。