カウンターポイントのスマートフォン市場調査:出荷数が12%減少も、Apple主導の5G端末切り替えも貢献して全体の売り上げは3%減少にとどまる

こちらはカウンターポイントのマーケットリサーチより。

グローバルの携帯電話端末市場では、出荷台数が前年同期比12%減となった地味な市場にもかかわらず、売上高は前年同期比3%減にとどまったとのこと。

Appleが前年同期比10%増となったことで、より急激な減収はまぬがれた、とあります。

今回のカウンターポイントのマーケットモニターサービスの最新調査では、2022年第3四半期の世界のスマートフォン携帯電話市場の売上は前年同期比3%減で1000億ドルをわずかに上回る数字。

プレミアムハンドセット分野が経済の不確実性に対する回復力を高めたことにより、平均販売価格(ASP)は前年同期比10%増。また、平均価格が非5G携帯端末の5倍である5G携帯端末の出荷台数が過去最高(46%)となったことも、平均販売価格と売上高の伸びに寄与。ただし、出荷台数に関しては前年同期比12%減となっています。

また、収益が大きい5G端末は、Appleが主導。

「同社の携帯電話の95%以上が5G対応であるため、同社だけで5Gの全収入の半分以上を占めています。Appleは2022年第3四半期に前年同期比10%の収益増と前年同期比7%のASP増を記録し、世界の携帯電話ASPの全体的な増加に寄与している。これは、iPhone 14シリーズの発売だけでなく、特に前世代のProモデルが好調であったことが一因である。」とシニアアナリストのハルミート・シン・ワリア氏は述べています。

ということで、日本ではiPhone 14シリーズがかつてほど売れていないことはランキングに出てしまっているのですが、グローバル市場全体ではiPhone 14シリーズとiPhone 13 Pro / Pro Maxがそこそこ売れているようです。というか、この経済環境下では好調とも言えるかもなあ。

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