iFixitティアダウン:iMac M1 24″のリペアビリティスコアは2。モジュール化が進むも自己修理は難易度高し

iFixitが、「iMac M1 24″ Teardown」を公開。


ティアダウンした「iMac M1 24″」のスペックは:

・8コアCPU(4つのパフォーマンスコアと4つの効率化コア)と16コアNeural Engineを搭載したApple M1チップ
・Apple M1統合8コアGPU
・8GBのユニファイドメモリ
・23.5インチ(対角線)True Toneディスプレイ(解像度4480×2520、10億色(P3色域)に対応
・256GBのSSDストレージ

最初の印象としては、iPadをスタンドに立てたようなデザインであるため、iPadを分解したことがある立場としてはティアダウンするのをためらうものだったそうです。

X線画像では、新しいiMacの内部に2枚の巨大な金属板があり、ほとんどのシリコンは、上部(ディスプレイボード)と下部(メインロジックボード)の細い横長の部分に集約。真ん中には2つのコイン電池のようなものも見えます。


M1 iMac本体はiPad2台分の薄さで、ヘッドフォンジャックの深さには足りないため、ジャックは横向きに横向きにさす仕様です。

実際にティアダウンしてみるとiPadの接着剤とは異なる、従来のiMac用接着剤(分割しやすいフォーム接着剤)が使用されていたため、カッターで簡単に切り離すことができたそうです。

この後、内部のパーツにもアクセスしているので興味ある方は元ページでどうぞ。

最終評価となるリペアビリティスコアは2。


ファン、USBポート、ヘッドフォンジャック、電源ボタン、スピーカー、ウェブカメラはすべて適度にモジュール化されているので、壊れた場合にも交換は可能。

ただ、ポジティブなのはこのモジュール部分だけで、外部電源は簡単に交換できるものの修理は非常に困難。
ディスプレイの取り外しと交換は面倒で、メモリーや内部のストレージを変更することは不可能。

ディスプレイの接着剤を切り離してからのアクセスしかできないため、修理には手間がかかります。

なので、修理の場合には素直にAppleに頼むのと、できれば最初からApple Care+などの保証を追加しておくのが安心かと思います。


なお、同梱されているMagic Keyboard(A2449)は、2017年以来のアップデート。


角が丸くなり、iMacに合わせた色が選べるようになり、ファンクションキーも整理されました。

右上にある新しいTouch IDセンサーは、MacBookのTouch IDとは異なるもので、周辺機器に搭載されるのは今回が初めてで、どのようにセキュリティを保つのかという部分については、別のティアダウンレビューを予定しているそうです。




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