🤔トランプ関税によるAppleデバイスへの影響:生産拠点の移行が進み、影響が小さくなる可能性があるものの、マクロ経済への潜在的影響で買い替えサイクルは延びる
トランプ関税による、Apple関係への影響。via Ming-Chi Kuo氏。
With 85-90% of Apple's hardware assembly based in China and the rest in India and Vietnam, the Trump administration's new tariff policies—imposing 54%, 26%, and 46%, respectively—will significantly raise costs for hardware exports to the US. If Apple keeps prices unchanged, its…
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) April 3, 2025
メディアの中にはアメリカ国内の価格が45%上昇する可能性を指摘するものもありますが、Kuo氏はそうならない条件も分析しています。
また、以下の条件下では
・インドでのiPhone生産能力が世界供給の30%以上まで引き上げることができれば
粗利益率への悪影響は、わずか1~3%に劇的に縮小する可能性もあるという指摘もしています。
このため、今後のAppleの動きとしては、組み立て注文を中国からインドとベトナムに移行し、関税の影響が少ない国での生産を増やす見込み。
また、Appleはサプライチェーンを絞って、コスト削減の圧力をかけることで関税の影響を緩和することも考えられそうです。
ただ、トランプ政権の新たな関税政策によるマクロ経済への潜在的影響により、中長期的に消費マインドと購買力が低下し、Appleのデバイス買い替えサイクルを長期化させる可能性は、より重要なポイントと指摘しています。
日本国内のユーザーとしては、今後の価格設定が気になるところですが、今のところ、誰もわからないのが事実だと思います。
とりあえず、これまでの価格設定は転売対策として、どこの国で買っても同じコストになるように為替が反映されたものでしたが、そこに関税という要素が加わったので、より複雑になりそうです。
買い替えのタイミングが難しくなったなあ。