Kuo氏:新iPhone 12の超高速のmmWave 5G搭載モデルはフラッグシップのみになるとの予想

9to5macなどが、TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏による、新iPhoneの5Gモデルについての予想を伝えています。

iPhone用の5GサプライヤーであるXuandeは、mmWave 5Gの受注数が減少しているため成長減少が見込まれているとしています。

ここから推測すると、iPhone 12の各モデルの全てがmmWave 5Gを搭載されるとは考えにくく、サブ6GHzの5Gモデルがほとんどになる可能性がありそうです。

5Gモデムについては、サブ6GHzの5GとmmWave 5Gがあり、前者は4G/LTEよりも効率的に通信できるようになり、ほとんどのユーザーが100-150Mbpsで通信できるようになります。

ただ、一般的に”超高速”とされている5Gは後者のmmWave 5Gの方で、理論的にはギガビット、実測度でも500Mbpsで通信可能ですが、非常に短距離で、Wi-Fiに近いものとなります。

また、パーツコストとしてもプラス50ドルかかるため、新しいiPhoneの全てのモデルで採用されるとは考えにくく、フラッグシップモデルのみ超高速のmmWave 5Gを搭載するという方向になりそうです。

当然ながら、iPhone側が5G対応となったとしても、基地局が対応していなければ5G通信は実現できず、今年はCOVID-19の影響もあるため、世界の5Gミリ波基地局の設置数そのものも予想を下回ると考えられています。

なお、日本国内ですが、去年4月の段階で、NTTドコモが2枠、KDDIが2枠、ソフトバンクと楽天はそれぞれ1枠のサブ6GHz帯の割り当てを行われていて、5G通信開始当初はサブ6GHzサービスが主流になると思われます。




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