「サピエンス全史」完読したので感想。
「サピエンス全史 上下合本版（Kindle版）」読み終わりました。単行本版はこちら。「サピエンス全史 単行本 (上)(下)セット」
全体的な感想としては、いろんな視野を広げる機会がある本なので、できる限り多くの人が読んだ方がいいかなーと思います。
とはいえ、すべての人が最後まで面白く楽しく読めるかというと、その辺は疑問。
現代人が見たく無い、陰鬱な現実についても記述されているので、なんらかの形で関わりを持っている人たちにとっては不愉快なこともあるかもしれません。もっといえば、現代人で食品生産産業との関わりを持たずに生活している人は、ほとんどいないという事実もあります。
でも、この手の本は最初からそんな路線は狙っていないので、これでいいんだろうなあと思います。
前半は、今までの歴史情報には根本的に欠けていた視点を補うものが多くて、ワクワクすることが多いです。なるほどね、そうだったか、この視点か、という気づきを得ることも多々あり。
近代で衝突の原因とされることの多い、それぞれの宗教についての考察もされていて、各宗教の考え方も概要として知ることができる。
特定の宗教主義の人には難しいことであろう、他の宗教との比較についても、大枠で知ることができると思います。
サピエンスの歴史の中で、何かが飛躍的に進歩した時を、後世の歴史家が「〜革命」と名付けていて、それには産業革命、認知革命などがあるわけですが、現代において、この辺を俯瞰的に検証することができる人が増えてきていることは、のちの世代からしてみたら、次の認知革命的なものになるのかも、とも思いました。
そういう意味では、なるべく多くの人が読んでほしいなと思います。
著者はイスラエル人で、それゆえに今までの欧米出身の研究者とは違う視点を持って、かなりの部分を網羅しているように思えるのですが、同時に日本を含む極東アジアの考察はほとんどなされておらず、彼の世界的な視野での歴史観の中では日本は取るに足りないと思っているか、あるいは、研究が足りておらず、簡潔に言い切れるほどの結論には達していないのかなと思います。僕は後者だと思います。
最後に近づくにつれて、では、これらの革命や資本主義、国家主義が、結果的にどの程度サピエンスの幸せに貢献したのか？という話にもなるわけですが、ホルモンやドーパミン、セロトニンなどの脳内物質が行動に影響を与えていることは生化学的な事実で、となると、どんなに物質的に豊かでも、精神的に豊かでも、いずれは慣れてしまうという、身も蓋もない話にもゆきあたるわけですが、そんなこんなも含め、やっぱり自分がやりたいことをしっかりとやっていくべきなんだなあ、という、極めて普通の感想も持ちました。
今週のお盆休み関係で時間が取れるようであれば、じっくり読んでみるのもありだと思います。
【覚え書】UlyssesとAeon Timelineが連携できるようになっている
そうそう、「Ulysses – 究極のライティングApp – Ulysses GmbH & Co. KG」と、ビジュアル・タイムライン・アプリ「Aeon Timeline」が連携できるようになってるのです。
「Outline Your Ulysses Novel With Aeon Timeline」
すでに一ヶ月前の話なんですが、「これは試してから、ちゃんと書こう」と思っていたら、こんなに時間が経ってしまったのと、この後もすぐには試せそうに無いので、こちらで書いておきます。
「Aeon Timeline」は僕はStackSocialのセール（今は完売）で入手して、結構便利に使ってます。
ウェブ用ページとして書き出すと、同じインターフェイスで見れるのも便利。
この上、さらに「Ulysses」と連携とか、いうまでもなく便利そうなので、両方お持ちの方はおためしあれ。
[8/7まで]Nikeサマーセール
nike.comでクリアランス対象商品が、さらに20％オフになってます。
シューズの他、Tシャツ、ジャージ、ショートパンツもあり。
今日の23:59までです。
LTE内蔵すればiPhoneの依存度は下がるけど、バッテリー消費が大きくなるのと、結局は小さい画面だから、使い勝手はあまり変わらないかも、という部分もあるかなあ。
それよりも、ユニセックスなデザインを変えてほしいんだけどなあ。
まあ、新しいバリエーションをラインナップに追加くらいでもいいんですが。
真ん中の15インチスクリーンは運転席から見やすいのかなー。
そして、シフトチェンジできない時には車を再起動する。この辺はソフトウェアの問題らしいですけど、パーキングでのシフトチェンジ操作くらいはバグ出ししやすいと思うんですけどね。どんなもんでしょうか。
