iPhone 15 Pro Maxのペリスコープレンズの価格が抑えられて、利益が見込めないという指摘

Ming-Chi Kuo氏が、Apple向けのレンズサプライヤーが2つのリスクに直面していると伝えています。


蘋果鏡頭供應商的2個風險:高庫存導致2Q23衰退幅度高於預期,與供應商無法自潛望鏡相機鏡頭中獲利 / Apple camera lens suppliers face two risks: high inventory levels leading to a weaker-than-expected 2Q23 & suppliers being unable to profit from periscope camera lenses | by 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Mar, 2023 | Medium

今年になってから、iPhone 14 Pro/Pro Maxの部品/レンズの在庫リスクが起きていて、2月は営業日数が多かったにもかかわらず、Larganの売上は前月比21%減。

Appleの2Q23のレンズ受注は非常に弱く、前四半期比35-40%減と予想され、組立や一部部品の30-35%減よりも高く、2Q22年の前年同期比で30~40%の大幅な減少となっています。

iPhone 15 Pro Max のペリスコープカメラのレンズサプライヤーはLargan
で、同社が出荷したペリスコープカメラレンズのASPは約4米ドル(プリズムを含む)であり、4.5~5米ドル以上という市場コンセンサスより顕著に低いレベルで、利益が見込めないと指摘。

red and black device on white surface

ペリスコープレンズの出荷価格が4ドルに抑えられたことで、Appleのタフネゴシエーションのおかげという論調もありますが、たった1ドルということもあり、これをもってiPhone 15 Pro Maxの販売価格が下がるというのはなさそうですが、今後もApple発注担当者のタフネゴシエーション技が成功すれば、構成部品の購入価格が下がることで、最終価格が抑えられるということになるかも。ならないかも。

個人的には、パーツの価格を抑えたとしても、Appleは最終価格には反映せずに、単純に利益率を上げる方を選ぶと思うんですけどね、、、。

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