Q3 2022スマートウォッチ市場調査で、Apple Watch 8シリーズの販売が約半数と好調

Counterpointの調査結果によると、世界のスマートウォッチ市場は前年同期比30%増。

今年初めから続くインフレと地政学的危機にもかかわらず、2022年第3四半期の世界のスマートウォッチ市場の出荷台数は前年同期比30%増。インドはローカルブランドの成長により前年比171%増で、世界最大のスマートウォッチ市場となりました。

AppleはApple Watch 8シリーズの販売が好調で、前年同期比48%増。
ノイズは前年同期比218%増となり、インド市場で首位を奪還。

リサーチアナリストのソン・ウジン氏によると「スマートウォッチの種類のうち、オペレーティングシステム(OS)のバージョンが比較的軽く、価格も手頃なベーシックスマートウォッチが、最近の世界市場を急激に押し上げる重要な原動力となっている」と述べています。

2022年第3四半期のHLOSスマートウォッチの出荷台数は前年同期比23%増ですが、ベーシックスマートウォッチの出荷台数は前年同期比2倍以上で、全体の35%のシェア。


このベーシックスマートウォッチの出荷増は、より身近なセグメントへと市場基盤が急速に拡大していることを示しているものの、収益面では平均販売価格(ASP)が高いHLOSスマートウォッチがベーシックスマートウォッチを10倍近い市場規模となっています。

なお、HLOS(high-level OS)スマートウォッチというのは、サードパーティアプリのインストールも可能なWatch OSやWear OSを搭載したスマートウォッチ。

ベーシックスマートウォッチとは、サードパーティーのアプリケーションをインストールできない、より軽量なOSを搭載したスマートウォッチと定義されています。

インドの勢い、トップシェアにも驚き。日本でもベーシックスマートウォッチの販売数増えますかね、、。

あと注意点として、この調査結果、興味深い内容ではあるのですが、”Wear OS (Samsung)”という説明があって、やや判断が難しいところもあります。

Wear OSって、今も昔もGoogleブランド。Wear OS by Google 3.0で、ベースOSが従来のAndroidから(Samsungがよく使っていた)Tizenに変更されたけど、引き続き、by Google。むしろ、結果が出なかったTizenを統合した形であって、Wear OSがSamsungのものになったわけじゃないですよね。

ということで、ちょっと割り引いて、あるいは、リプレイスして読み解く部分もあるのかなと思いますー。

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