2017年のUS音楽市場は引き続きストリーミングサービスが成長し、前年比16.4%増。デジタルダウンロードは急速に規模縮小の傾向。

アメリカレコード協会「RIAA」が、2017年の北米での音楽市場の収益状況を発表しています。

2017年の北米の音楽市場の収益は、前年度比16.4%増加の87億ドル。
引き続き、Spotify、Amazon、Tidal、Apple Music、Pandraなどのストリーミング配信の収益が上がっており、前年度の成長傾向が継続した形になっています。

ストリーミングサービスは50%以上の成長率で、北米では1999年以来初めてとなる、連続成長となっています。
87億ドルという数字は、2008年の収益水準ですが、ピークの時と比較すると40%低く、これはフィジカルセールス(CDなど)、デジタルユニットベースセールス(ダウンロード販売)が減少しているためとされています。

収益シェアとしては、ストリーミングが65%、デジタルダウンロードが15%、フィジカルセールスが17%。

昨年はストリーミングが51.4%、デジタルダウンロードが24.1%、フィジカルが21.8%でした。

デジタルダウンロードは25%減の13億ドル。
フィジカルセールスは4%減の15億ドルとなっており、急速に減少しているデジタルダウンロードよりもCDなどのフィジカル製品の収益が逆転しています。

参考:「2016年のUS音楽市場は前年度比11.4%増加の77億ドル。ストリーミング・サービスが大躍進。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Impact-Site-Verification: -1946568697