💬人工知能の進歩を活用するという”約1,000ドルの卓上型ロボットiPad”。遅れるApple Intelligence。AIでも折りたたみでも先行するPixel 9の話。

久しぶりに出てきた”iPadライクなスクリーンを備えるデスクトップデバイス”の噂。

今度は、”約1,000ドルの卓上型ロボットiPad”だそうです。via Power On。

アップルの次の大物:約1,000ドルの卓上型ロボットiPad。
同社は、人工知能の進歩を活用するために設計された製品である、同社初のロボット型デバイスを推進している。
これは基本的に、iPadをロボットアームに接続したもので、スクリーンをあらゆる方向に旋回させたり、360度回転させたりすることができる。
Amazon Echo ShowやMeta Portalをさらに強化したようなものを想像してほしい。スクリーンはロボットの顔となり、ユーザーは声でロボットを完全にコントロールできるようになる。via:Bloomberg Power On | All Access & Digital

これって、フォームファクターは2002年のiMac G4ですよね。

iMac G4は15インチディスプレイだったから、このディスプレイ部分がiPad miniサイズになってアームがモーター内蔵で動くという感じでしょうか。

ハードウェア的には興味津々だけど、AppleはAI機能で完全に周回遅れなので、何がセールスポイントになるのかは不明。

スマートホームデバイスのコントロールステーション的なものであれば、Echo Showとかもどんどん改良されているから、それはそれで早々に発売した方がいいと思うけど、そこまで差し迫った話でもない様子。

”人工知能の進歩を活用する”といっても、搭載されるであろうApple Intelligenceはどういう機能を準備するんでしょうかね。

WWDCで発表された機能のほとんどは、AIフォーカスに設計されたiPhone 16シリーズのリリースには間に合わず、その次のアップデートで提供される機能も限定的。

しかも、当初はUSのみ。

Apple Intelligenceの件に関しては、僕は常に厳し目のコメントを書いてますが、件のPower onの中でもこんな一文があります。

グーグルの新しいデバイスは、AIにおいてグーグルがどれほど先を行っているかを示している。私は何週間も前から、アップル・インテリジェンスは実はそれほど印象的なものではないという太鼓判を押してきた。ウォール街はこのテクノロジーに大きな期待を寄せているようだし、同社はこのテクノロジーを大々的に売り出すだろうが、だからといってアップルが人工知能でグーグルのようなライバルに何年も遅れをとっているという厳然たる事実は変わらない。

AIフォーカスの卓上型ロボットiPadということになれば、何年も遅れているAI機能をどうするのかという話にもなります。

iPhoneに関していえば、魅力は他にもあるので、Apple Intelligenceだけで総合的な判断はしないけど、そもそもAppleは13年前にはSiriを提供していて、この分野ではかなりの時間的アドバンテージがあったにも関わらず、今では他社競合に完全に負けていて、そこに追いつく気配も感じられないというのが、IIciからのAppleユーザーとしては残念ですなあ。まあ、今の経営陣は十分に稼いだし、決死の覚悟でイノベーティブ・プロダクトを作ったり、トレンドを追いかける必要もなく、コンサバでいいということなんだろうな思います。

そして、先週発表されたPixel 9に搭載されているGeminiは、すでに日本語対応。

一つの問いで複数のアプリを横断検索したり、カメラ上のモノをググったり、写真の背景を変えたり、集合写真の中に自分の写真を追加できたりします。


Google Pixel 9

新しいGoogle PixelはスタンダードモデルのPixel 9、プロモデルのPixel 9 Pro、折りたたみのPixel 9 Pro Foldの3タイプ。


Google Pixel 9

全体的に前のPixelよりもグッと価格が高く設定されているけど、折りたたみタイプも選べるという時点で、すでにiPhoneにはない魅力もあり。

僕に関していえば、iPhoneはAIの有無よりもMagSafe充電ができるから手放せないなーと思うところがあって、すぐに乗り換えるつもりはないけど、Nothingあたりが対応してきたらわからないかも。

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