Appleが「Logic Pro X 10.5」を突如リリース〜エレクトロニックミュージックツールの強力アップデートで「Live」化?

Appleが、新しい「Logic Pro X 10.5」をリリース。

「Logic Pro X」以来となる大規模アップデートで、エレクトロニックミュージックの制作ツールとして飛躍的に前進しています。

(この左のヘッドフォンはもしかして「AirPods Studio」だったりして、、)

グリッド内にループ、サンプル、レコーディングした素材を配置できる「Live Loops」。


ドラッグ&ドロップで手軽にマルチサンプル音源を作れるようになったサンプラー。


Quick SamplerについてはボイスメモからもFinderからも音素材を取り込むことができます。

新エディタの「ステップシーケンサー」は音色をドット配置するUIで、ドラムビート、ベースライン、メロディを作ることが可能。


この他、エレクトロニックドラムのキットを作成する「Drum Machine Designer」といった機能もあります。


Logic Pro X 10.5」は、すでにMac App Storeで提供開始(新規ライセンスは24,000円)されており、既存ユーザーは無料アップデート。

また、Logic Pro Xサイトからは、90日間の無料試用バージョンがダウンロードできるようになっています。



Ableton Liveを猛追?DAWとしては音質改善を期待

いわゆる、エレクトロミュージック制作ツールとしては「Ableton Live」という、デファクトスタンダードに近いソフトウェアがありますが、今回のアップデートは、まさに”LogicのLive化”と言っていいのではないでしょうか。

こちらはAbleton LiveAbleton Live。DJ目線のエレクトリックミュージック制作では定番と言ってもいいでしょう。

なお、DAWユーザーとしての視点では「Logic Pro X 10.5」の評価はまだできないところがあります。

「Logic Pro」は根本的に音質の改善が必要かなと思っていて、この辺の理由により、いまだにうちでは「DP10」がメインDAW。

この辺はいずれチェックをしてみたいと思っています。

しかし、新型コロナウイルスにより、世界中で景気停滞の兆しが見える中、Appleだけは引き続きできる範囲でのイノベーションを進めているように見えます。

そして、来月は史上初の無料オンライン開催となるWWDC。

ポスト新型コロナではAppleは以前にも増して影響力を発揮しそうです。




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