Ross Young氏:AppleのARVRヘッドセットは3ディスプレイ構成で、ソニー製VR用4Kディスプレイが搭載との予測

AppleのARVRヘッドセットだけでなく、市場動向的にはMetaの動きも重要な様子です。

以前にもいくつかの情報をツイートしている、ディスプレイ・サプライチェーン・コンサルタントCEOのRoss Young氏が、今年2022年のディスプレイ関連製品予想の中で、AppleのAR VRヘッドセットについて周辺情報をまとめています。

boy wearing black and white VR headset

すでに各所で伝えられている、Apple初のAR/VRヘッドセットは2つのMicro OLEDディスプレイと1つのAMOLEDパネルという3つのディスプレイモジュールを搭載した革新的なディスプレイ構成。

2022年後半に発売され、VRとパススルーARの両モードを搭載すると予想。

搭載されそうな各種技術は、すでにLiDARセンサー、空間オーディオ、開発者向けのソフトウェアAPI(ARKit)などの形で提供されています。

また、旧FacebookのMetaは、低価格のMeta Quest 2により、VRヘッドセットのインストールベースが1,000万台に達する勢い。

このMeta Quest 2の成功は、VRが主にビデオゲームに使用されているにもかかわらず、一般コンシューマー層がVRに興味があることを示すもので、また、「Appleがこの市場に参入することは、AR/VRが主要なコンピューティングプラットフォームになることを示す重要なシグナル」としています。

Apple初のAR/VRヘッドセットに搭載されるMicro OLEDのサプライヤーは、先日、画素ピッチ6.3μm(約4,000PPI)のVR用4Kディスプレイを発表したソニーセミコンダクタソリューションズと予想。

このディスプレイがApple向けに開発されたことは十分に考えられることで、最終的なスペックに近いものになりそうと考えられていて、仮に4000×4000画素とすると、対角寸法は1.4インチとなります。

第3のディスプレイがどのように使われるのかは不明ですが、可能性としては、AppleがAMOLEDパネルを低解像度の周辺視野に使用することで、Foveatedディスプレイシステムを実現することが考えられる、としています。

当然ながら、このような高度なディスプレイ構成の仕様となると高価格になり、Apple社のヘッドセットは数千ドルすると予想。

第一世代のヘッドセットは、プロフェッショナルや開発者をターゲットにしたハイエンドなデバイスになり、AR/VRにおけるAppleのエコシステムを拡大させると想定しています。

また、噂によると、このデバイスはハンドトラッキングを可能にする複数のカメラと、おそらくLiDARセンサーを搭載し、強力なモバイルCPUとGPUを搭載する可能性は高そうです。

さらにMetaは、2022年に高解像度のカラーパススルーARを搭載したハイエンドのヘッドセット”Project Cambria “を発売すると予想されている。このデバイスは「ディスプレイ技術とフォームファクタの限界に挑戦する」もので、パンケーキ光学系を採用し、よりスリムなフォームファクタを実現するとのことです。




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