Samsung DisplayとLG DisplayがiPhone13向けの有機ELパネルの生産を開始
韓国のエレクトリック市場動向メディア:THE ELECが、iPhone 13向けのディスプレイの生産が始まったと伝えています。
The Elecが得た関係者情報によると、Samsung DisplayとLG Displayは今年後半に発売されるAppleの新型iPhone向けの有機ELパネルの生産を開始。
これは、昨年のiPhone 12の時よりも1カ月早いスケジュール。
さらにSamsung DisplayはLGより1週間早く有機材料の蒸着を開始し、パネルを完成させるモジュール工程についてもLGより10日ほど早いそうです。
2社はAppleからの要請により、昨年よりも早く生産を開始していて、これはiPhone12で発生していた品不足問題を解消するためと見られています。
Samsung Displayは新型iPhone向けに8,000万枚の有機ELパネルを製造予定。LG Displayは3,000万枚の製造を予定。
2社のパネルパーツは同じものということではなく、Samsung Displayは120Hzのリフレッシュレートに対応した低温多結晶酸化物(LTPO)薄膜トランジスタ(TFT)有機ELパネルの唯一のサプライヤーであるため、iPhone13のハイエンドモデル2機種に採用される予定。
LG Displayのパネルパーツはローエンド2モデルに採用される低温多結晶シリコン(LTPS)TFT OLEDパネルを供給する予定のようです。