Strategy Analytics:USのスマートフォン市場調査〜1000ドル以上のプレミアム機種を購入するユーザーは7%

Strategy Analyticsが、アメリカのスマートフォン市場動向の調査結果を公開しています。
このサンプル調査は北米地域の2,500人のスマートフォン・ユーザー(18〜64歳)を対象に行ったものです。

全体の傾向として、コンシューマーはキャリアやデバイスメーカーが提供するスマートフォン製品の確信性に乏しい機能や限界点に達しつつあるバリューを受け入れておらず、同時にベンダーは収益確保のために1,000ドル以上の価格設定に移行。
近い将来発売される5Gについては、4人に一人が重要な機能として考えているものの、価格の高さが障害になる可能性を指摘しています。

調査では白人の5人に一人はスマートフォンを3年以上使い続ける傾向があり、55〜64歳(Baby Boomer)は、さらにその傾向が強くなります。

いわゆる革新的/先進的な機能が重要と考えているのは、ヒスパニック系、アジア系を含む北米ユーザーの3人に一人で、18〜24歳(Gen Z)世代は、より興味を持っています。

AppleやSamsungはメインのスマートフォンの価格を1000ドル以上に価格設定するようになってきている中、実際に購入したユーザーはデバイスに搭載されている機能、ネットワーク技術が純粋に購買動機になっている様子です。

しかし、1000ドル以上を払うプレミアムカスタマー層は、調査の中では7%でしかありません。

同じブランドの製品を選ぶかどうかのブランドロイヤリティーでは、AppleとSamsungが70%以上となっており、LGやMotorolaの50%を大きく引き離しています。

ヒスパニック、アジア系の50%以上はiPhoneを使用。

女性とGen Z世代は、カメラの機能/クオリティを特に重要視しています。

なお、18〜24歳のGen Z世代は、次のアメリカ経済を左右する購買層と考えられており、この層にアピールする製品開発を重要視するメーカーは多くなっています。



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