Apple Carプロジェクト責任者が退任。自動運転車の製品化はさらに遅れるとの見方。
BloombergのMark Gurman氏のPowerOn。
今週はAppleイベントが控えているため、iPhone 13、AirPods、Apple Watch 7の予想も出ていますが、中身としては既に出ている情報を大きく塗り替えるものではないため割愛します。
個人的には今回は「iPhone 13の仕様がリーク?」の答え合わせが楽しみだったりします。
それよりも気になったのは、Appleの自動運転車プロジェクトを率いていたダグ・フィールド氏が、わずか3年の任期で先週火曜日に辞めたという話。
しかも、その転職先はFord Motor。
Gurman氏いわく、「私の考えでは、フィールドは自分がAppleで作っているものを信じられなかったから辞めたのだと思います。もしフィールドがAppleの車を市場に送り出すことに成功したら、テクノロジーと自動車の世界における彼の遺産は、自らの人生だけでなく、彼の銀行口座も含めて、何世代にもわたって続くことになる。もちろん、彼はそのことを知っています。にもかかわらず、テクノロジーに特化した企業として知られているわけではなく、現金収入の少ない会社(Ford)に転職するということは、彼がApple製品の将来にあまり自信がなかったということなのだろう。」とのこと。
また、今回のフィールド氏の退任に伴い、AppleはApple Watch and Healthソフトウェアのチーフであるケビン・リンチ氏を自動車プロジェクトの責任者に任命。
これが意味するのは、Apple Carプロジェクトは、まだソフトウェアのプロジェクトということ。
昨年2020年にApple Carの生産が2024年に本格化するとの見方もありましたが、これは真実ではなく、実際に製品化するのはまだまだ先で、今回の件でさらに先になったと考えているとしています。